牧羊犬、あるいは牧畜犬とは、放牧している家畜(主に羊)の群れの誘導し、群れの安全を守るように訓練されたワーキングドッグです。
犬種だとボーダー・コリーが有名ですが、名前にシープドッグとつく犬種(オールドイングランド・シープドッグなど)は牧羊犬として生み出された犬が殆どです。
大型犬は家畜の守り役(livestock guardian, pastoral dogs)として、みんなの安全を守ります。下の写真のコなんか、優しく守ってくれそうですよね。
中・小型犬は誘導役(herding)として、みんながバラバラにならないよう見張ります。
大勢の羊さんをまとめ上げる、牧羊犬としてのお仕事は、リーダーシップをカリスマ性を備えなければならず、なかなか難しそう。犬であればどの犬でもできるという代物ではないようです。
例えばこちらのノーフォーク・テリアのネルソン氏(Nelson)。始めこそ穏やかに羊たちをまとめていますが、35秒を過ぎたあたりでネルソン自身が興奮し始め、ズドドドド〜と走り出してしまいます。
すると羊たちも軽やかにネルソンを追いかけ始め、単なる追いかけっこの様相に…。
最後には立場が逆転して、完全に追い詰められちゃっています。
集団を率いることが大変だとか、力関係のバランスはあっけなく崩れるものだということを教えてくれる動画…というほど大げさなものではなく、単にネルソン氏はまだ修行中なのでしょう。この羊たちを嫌いになっても、牧羊のことは嫌いにならないで頑張って欲しいです。
Screen capture from Sheep chase dog / YouTube
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