皆さんこんにちは。お元気ですか? 読書犬パグのぐりです!
2018年は戌年。ワンさんを目にする機会も増えて、「やっぱり犬飼いたい。ぐりに会いたい」とNさんが言ってくれているのが聞こえてきましたよ。嬉しいなあ。
寒いのが苦手な僕でしたが、散歩は好きでした。冬のピーンとした冷たい空気の中、白い息をはきながらの散歩も楽しいですよね。健康に気を付けて、お散歩楽しんでくださいね!
あのパグの日常が、再び
さてさて、今月は待ちに待っていたあの漫画の続編が出版されたので紹介しますね。『パグまんがめー語 2』(よしこ著 河出書房新社 2017年)は、以前このコーナーでもご紹介した『パグまんがめー語』の続編です。あの漫画、あまりに面白かったので、早く続きが出ないかなーって、短い首を長くして待っていたの。ぼくも、Nさんも。だから嬉しかったなー。
知らない方のためにご紹介しますね。めーとういのは、11歳になるパグ(オス)さんの名前。よしこさんという飼い主さんと一緒に暮らしています。子犬の時からだからもう11年目? 長いな~いいな~僕ももうちょっと地上で暮らしたかったかも。。でも、人も犬も、その命がいつからいつまでなのかは、誰も知らないから仕方ない。受け入れるしかないよね。
だから、地上での暮らしを、僕たち犬はとことん楽しむんです。めーさんもそうです。すごーく、楽しんでる。それがこの本からもよく伝わってきます。そして、飼い主のよしこさんも。この1人と1匹の日常生活は、何か大きなことが起こるわけではないんだけれど、小さな「クスッ」と笑えることがたくさんちりばめられているの。
やっぱりくいしん坊
たとえば、爪とぎをされためーさん、あまりに嫌で顔が大変なことに…でもそれが終わってからごほうびのボーロをもらったかわいい顔に。そのぐしゃぐしゃ具合が、まさにパグ!という感じの「つめとぎ②」(p50)。
よしこさんが買ってきた新製品のおやつに、狂喜乱舞するめーさん「よろこび」(p91)。
と、どちらもくいしん坊パグの性格がドンピシャで表現されている作品。めーさんの顔に注目です。
そして、人が好き!犬が好き!というめーさん。好きすぎて、近づきすぎて、よしこさんに注意されてしまうんだけれど、でもやめない。人懐っこいの。そんなめーさんの行動が描かれた「みんなだいすき」(p23)にほのぼのし、なぜ人も犬も好きになったのか、が、ちょっとだけ想像できる「九次郎ちゃんのおもいで」(p15)にジーンとする。
よしこさんのやさしさがにじみ出ている作品だなと思いました。
また、犬も年をとってくると、性格が変わってくる子もいるみたい。めーさんの場合は、ちょっとわがままになったり、「マテ」ができなくなったり…(「反抗期①」「反抗期②」p86)。でもそこでよしこさんが気が付いてとった行動が素晴らしい(「反抗期③」p87)。このよしこさんの行動を見て、地上のNさんは「子育てと一緒かも!参考になる~」と言っていたよ。みなさんもぜひご確認を!
四季折々に
今回のパグ漫画は、春夏秋冬、季節ごとのめーさんとよしこさんが4コマ漫画で描かれています。季節ごとに、「パグあるある」が満載。暑がりだったり寒がりだったり、食いしん坊だったり(これはオールシーズンか・笑)。もちろん、犬も1匹1匹が違う性格なんだけれど、やっぱりパグにはパグっぽいところがあるわけで。それが十分に堪能できるまんがです。
他の犬種さんのまんがもあるのかなあ。
でも僕にとっては、やっぱりパグ漫画が一番。
今回も、読んでる最中もその後も、ついついニヤけた顔になってしまう作品です。よしこさんありがとう。
最後のところに、めーさんの写真が出ているよ。すっかりシニアの貫禄が出てきているけれど、すごくキュート。きっとよしこさんに愛情をたっぷり注いでもらっているから、こんな笑顔の素敵な写真が撮れるんだね。
めーさん、長生きして、よしこさんとの生活を、これからも楽しんでくださいね
Featured image credit よしこ (@yosikome) • Instagram photos and videos /