じゃがいもは、健康な犬に茹でたり焼いたりして少量を与える分には害を与えるものではありません。しかし適切に準備して与えなければ、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
じゃいもを与える前に知っておくべき6つのこと
1. 生で与えてはダメ!
じゃがいもの表皮や芽にはソラニンと呼ばれるステロイドアルカロイドが含まれています。神経に作用する毒性があり、頻脈や頭痛、嘔吐や下痢などを引き起こします。毒性レベルは加熱調理により低下します。
2. 炭水化物が豊富
いも類ですから炭水化物は豊富です。カロリーコントロール中の肥満ワンコは、避けたほうが良い食材です。また、犬は炭水化物(デンプン)の消化を人間のようにはできません。消化器系に負担を与えるため、時に健康上の問題(嘔吐や下痢など)を引き起こす場合があります。
3. 食物繊維が豊富
食べさせすぎると、お腹ゆるゆるの原因になります。
4. 血糖の問題を引き起こす恐れがある
じゃがいも血糖上昇を引き起こす可能性があります。糖尿病の犬には与えてはいけません。
5. アレルギー反応が出る犬もいる
身体がじゃがいも(あるいは付着した化学物質など)に反応し、アレルギー症状を起こすことがあります。これはどの食材でも起こりうることですので、特に新しい食材を試すときは少量で様子を見ながら与えなければなりません。
6. ポテトチップスやフライドポテトはNG!
ポテトチップス、フライドポテトなど、揚げたじゃがいもは、そもそもカロリーが多すぎます。また、化学物質アクリルアミドが含まれる可能性があります。ヒトがアクリルアミドを大量に食べたり、吸ったり、触れたりした場合に、神経障害を起こすことがこれまで確認されています。
いも類の美味しさを犬と分かち合いたいのなら、栄養価の高いさつまいもをお勧めします。サツマイモはより豊富に炭水化物を含んでいますが、より高レベルの抗酸化物質とビタミンを含み、血糖値に悪影響を及ぼすリスクはありません。
どのくらいの量を、どのように与えればいいの?
5kgの犬で30gほどを上限に。カロリーが高いので、少なすぎかもと思う程度に抑えましょう。
丁寧に洗って皮を剥き、芽を取り除きましょう。バターや塩などで味付けはしないこと。油を敷かずに焼くか、または蒸して十分に火を通しましょう。
じゃがいもに含まれる栄養素
ジャガイモには、ビタミンC、ビタミンB6、鉄、マグネシウム、その他栄養素が含まれています。ただし、犬が食べるほどの少量では、健康上のメリットは無視できる程度にしかありません。
[1] Can Dogs Eat Potatoes? – American Kennel Club
[2] Are White Potatoes Bad for Dogs? | The Honest Kitchen Blog
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
Featured image creditAcid Pix/ Flickr
スナックぽりぽり〜おっさんみがすごいビーグル子犬 | the WOOF イヌメディア
ソファに座ってゆっくり映画鑑賞…なんて時は、袋に手を突っ込んでチップスなどをぽりぽりしたいもの。 そんな気持ちをわかってくれそうなワンコがいました。一人用ソファにリモコンとお気に入りオモチャを置いて、袋に顔を突っ込んでボリボリボリ。至福の時間を過ごしています。