犬たちに与えるお水の適正量はどのくらい?〜水分補給は多すぎてもダメ、少なすぎてもNG!

健康管理
この記事をシェアする

そろそろ暑さも和らいでくる頃ですが、ワンコたちにとっての厳しい夏はまだまだ続きます。熱中症への警戒をゆるめてはいけませぬぞ。水分をちゃんととっているのか、目配りしてあげてくださいね。

水は不可欠。でも飲ませ過ぎも良くない

人と同じように、ワンコの体も殆どが水分です。水は、体の機能を正常に働かせるために必要不可欠なものです。水分補給が足りなくなると脱水症となり、腎結石や臓器不全の原因になります。また、レプトスピラ症やパルボウイルス感染症をもたらす恐れも増えます。

とはいうものの、水の飲ませ過ぎは、お腹の膨張や電解質のバランス崩れ、低ナトリウム血症をもたらし、膀胱感染などの感染症、糖尿病などの発症リスクを高めます。

どのくらい水を飲ませたらいいの

water2

© Andrea Izzotti / Shutterstock

必要な水の量は、ワンコの種類、大きさ、運動量、天候、また健康状態や疾患を抱えている場合、飲ませている薬剤などによって変わります。

  • 健康なワンコなら、1日に、体重450g当たり15~30mlが目安です
  • ウェット、セミモイストなどの水分を含んだフードを与えているなら、フードから水分を摂取していますので、上記に満たない量の水しか飲まないかもしれません
  • 逆にドライフードを与えている場合、ドライフードに塩分が含まれ、喉の渇きも多くなることが考えられるため、上記の目安量より多く必要でしょう
  • 子イヌはよく動き回るため、2時間ごとに半カップ(約120ml)ほど与えてください。
  • 運動するときは、お水休憩をとったり、角氷を上げるのもいいでしょう
  • 運動の後は、お水をがぶ飲みしがちですが、休みながらゆっくり与えるように注意しましょう

水分が足りているかを確認する簡単なチェック

水分が足りているかどうかを確認する簡単な方法は、首の後ろの皮膚を持ちあげてみることです。すぐに元に戻れば、水分は足りています。戻るのが遅かったり、テント状態になれば、足りないかもしれません。また、歯茎の状態でも分かります。すべすべした感じならOK。乾いているか、糸を引くぐらいネバ付いていたら水分補給が必要です。

お水を飲まないコであれば、お肉の茹で汁など「美味しいお水」をつくってあげましょう。そして、大事なことですが、飲ませるお水や容器は常に清潔に保ちましょう。

健康な食生活ときれいでフレッシュな水で、生き生きとした毎日を送らせてあげましょうね。

h/t to How Much Water Should Your Dog Be Drinking?

Featured image by Rita Kochmarjova / Shutterstock

the WOOF イヌメディア > すべての記事 > イヌを育てる > 健康管理 > 犬たちに与えるお水の適正量はどのくらい?〜水分補給は多すぎてもダメ、少なすぎてもNG!

暮らしに役立つイヌ情報が満載の「theWOOFニュースレター」を今すぐ無料購読しよう!

もっと見る
ページトップへ