日本の会社で「ペット同伴勤務OKですよ〜」と大々的に謳っているのは、ペット関連企業くらいなものでしょうか。社長さんが連れて来ちゃうからなし崩しで、な〜んて会社もあるかもしれません。
動物好きな方には、とても嬉しいペットと一緒の職場環境。一方で、苦手な方やアレルギーの方にとっては、地獄にもなりかねません。ペット家族同伴OKを実施するためには、様々なハードルがありそうです。
なかなか深いこのテーマ。ちょっとだけ足を突っ込んでみるのにちょうどピッタリなインフォグラフィックスを見つけました。Confused.comさんが掲載したもので、2013年と少し古いものですが、可愛いので掲載しちゃいます。翻訳許可をいただきましたので、下に日本語訳を掲載しておきますよ〜。インフォグラフィックスを文章として読んでもわかりやすいように、意訳と編集を入れています。
家族の一員となったペットたち。そんな彼らを連れ、ブリーフケースにおもちゃや餌を詰めて出勤するってどんなものでしょう?
ペットを連れて職場に行くことは、急速に許容されるようになってきています。従業員のストレスレベルが軽減されるうえ、ペットの幸福や健康にも良いようです。
まずはこんな統計を:4本脚の職場仲間
- 職場でペットを飼っている人は16%
- 職場で飼われているペットは「魚、犬、猫、カメ、鳥、うさぎ、モルモット、豚、ヤモリ、蛇、タランチュラ」(編集注:「タランチュラ!?」と驚いて良いところです)
調査によれば、職場で犬を飼うことを許可した経営者は、従業員のストレスが減っていると感じています。また、職場に犬を連れて来る人の半数は、生産性が増加したそうです。
- 職場にペットがいたらモチベーションが上がると認めた人は55%
- 25%の労働者は犬が(いることは)生産性向上に正の影響を与えたと回答した
- 犬を職場に連れて来た人の11%はストレスレベルが下がったと回答した
職場に犬を連れて来た回数は、2012年で22回、2008年は17回だったそうです。
ペット・フレンドリーな職場をつくる
ピュリナ社の調査によれば、ペット、とりわけ犬が職場にいることは、従業員のストレスレベルの軽減だけでなく、コミュニケーションや健康についても利点があるそうです。
- くつろぎと刺激:職場でペットを飼うことは、従業員にリラックスと幸福感をもたらし、仕事を楽しいものにする
- 同僚との協調:ペットがいることで、大人しい性格の同僚を含めて交流が盛んになることで、人間関係が強固なものになる
- 健康的に休憩をとる:犬の飼い主は、ウォーキングや犬と遊ぶことにお昼休みを費やすようになる。これは、気持ちを穏やかにさせ、ストレスを軽減させる
- ワークライフバランス。多くの働く人々が、ペットは家族と考えている。職場に犬を連れてくることを許可することで、経営者は従業員のワークライフバランスを重視していると表明できる
職場にペットを連れてくることを許可する前に、会社は、従業員のアレルギーや動物恐怖などに配慮してポリシーや考え方、ペットの扱いをきちんと決めておくことが重要です。
日本での意識調査というのも、機会(とお金)があれば、調査をしてみたいものです。難しいのかな〜。ちなみに弊社はペット関連事業者ですので、もちろんワンコ社員が勤務しております。