お散歩中のトラブル回避~犬好き親子に会ったときの対処法

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歩き慣れた道、馴染みの顔ぶれ、行き交うワンコたちとの交流……。そんな愛犬のお散歩中に、たまたま通りかかった見慣れない子どもが近づいてきて、ヒヤッとしたことはありませんか?

犬が大好きな怖いもの知らずの子どもは、犬を見かけたら突進していきます。
はい、我が家の息子がまさにそういうタイプでした。

あなたの愛犬は、こういう状況に遭遇したときにどんな反応をしますか?  
子ども好きで興奮して尻尾フリフリ飛びつくワンコ、或いは驚いて吠えてしまうワンコもいるでしょう。場合によっては恐怖心から噛み付いてしまうコもいるかもしれませんね。

今回は、愛犬との散歩を楽しく心地よいものにするために、犬好きの子どもが突進してきたときの対処法や散歩のマナーについて、実体験を交えながらお伝えしたいと思います!

飼い主心得:コントロールできるのは愛犬のみ

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初めて会ったお子さんに、こちらのお願いを聞いてもらうのは至難の技。とすればコントロールが可能なのは、お子さんではなくワンコさん。

どんな状況でも大丈夫だと思えるほど訓練を積んだワンコさんでなければ、道を変える、あるいは抱っこするなど「状況」を変えたほうが安全です。

・愛犬の「いやだよ」サインを見逃さない

「いやだなぁ」と思った時、ワンコさんは動作を止め「固まって」しまいます。ときに白目が目立つ表情をするワンコさんもいます。さらに緊張感が高まると、歯をむき出して唸り声をあげて「もうムリ~」と伝えてきます。こうしたサインをワンコさんが送ってきたら、お子さんを避けたほうが良いでしょう。次の「もう限界」のサインは、噛んでしまうことだと言われていますから。

・お子さんに優しくゆっくり動いてもらおう

ワンコさんに余裕があって、お子さんと触れ合うことができそうならば、こんどはお子さん側に優しいゆっくりした動作をお願いしましょう。急な動作は犬に獲物を思い起こさせたり、怖がらせたりと興奮を引き出すものです。はじめは、お子さんにグーにした手を犬の顔の下方から差し出してもらい、ワンコに匂いをかがせるところから交流をするのがよいでしょう。

・必ず親御さんと一緒のときに遊んでもらおう

トラブルを最小限に抑えるためにも、必ず親御さんが一緒のときに遊んでもらいましょう。このとき事前に、「ワンちゃんは尻尾と鼻を触られるのは嫌いだから、触らないであげてね? 」と苦手なことや、「ペロペロなめたりして不衛生かもしれませんが大丈夫ですか? 」などの留意点などをお伝えしておきましょう。

タイプ別:ワンコの反応と対処法

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・興奮してじゃれるワンコ

「遊んでくれるの? 嬉しいよ、ワンワン」

ワンコさんはそんな気持ちなのかもしれませんが、相手が小さい子どもの場合、ワンコの飛びつきはとっても危険。子どもがひっくり返って頭を打ってしまう恐れがあります。場所が公園の芝生のような場所ならまだ良いのですが、コンクリートの地面だと大事に至りかねません。
愛犬が興奮しやすいタイプであれば、危険回避のためにリードをしっかり引き、飛びかからないように制してください。おすわりや伏せの姿勢をさせるとより良いです。

・恐怖心から吠えるワンコ

子どもが苦手で、できることなら関わりたくないと思っているワンコもいるでしょう。
吠えられた子どもが泣き出して、悪役になるような展開を避けるためにも、愛犬が吠え出す前に対処しましょう。

まずは愛犬にピタリと身体を密着させて、安心させてあげましょう。「怖くないよ。私が一緒にいるから大丈夫」というように、愛犬への声かけも同時にできるといいですね。そして、駆け寄ってきた子どもには優しく「このワンチャンは怖がりだから、ごめんね、そっとしておいてあげて」と、近づかないようにお願いしてください。

愛犬が見事、吠えずにその場を切り抜けることができたら、たくさん褒めてあげましょう。「本当にいい子だね。よく我慢したね」と頭をなでてあげてください。

・噛み付いてしまうワンコ

「いやだよ」のサインが出ているコは、なるべくお子さんに近づけないこと! これに限ります。噛んでしまったとしても、大抵は恐怖や不安をまぎらわせようとした甘噛みで犬としては力の加減をコントロールしているようですが、大型犬の場合はそれでもお子さんに怪我をさせてしまうおそれがあります。

愛犬が非常に怖がりで、防御欲求が強いコであるとわかっているなら、小さなお子さんが見えたら道を変えてしまうくらい気をつけてあげても良いかもしれません。あまりに恐怖心が強いと思われるなら、専門家に相談したほうが良いでしょう。

経験談:息子のほっぺをパクリとされてビックリしたお話

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実は、我が息子はワンコに頬を噛まれた経験があります。それは公園での出来事。ワンコを見つけて駆け寄り、飼い主さんの「うちの子、危ないから」という声かけも間に合わず、ほっぺをパクリとやられてしまいました。

我が子は驚きと恐怖で泣き、抱き抱えた私の肩を噛み付いて、自分の痛みと恐怖心を伝えてきました。幸いにも傷にも痕にもならず、痛みもそれほどではなかったようで、しばらくしたら泣き止みました。

この経験から、親はまず飼い主さんに「大丈夫ですか」と確認してから子どもを犬に近づかせること、我が子には「急に近づいたり、触ったり、大声を出したりすると、ワンちゃんだってびっくりするし、怖いんだよ」と言い聞かせることを徹底するようになりました。

一方で、飼い主さん側もワンコがお散歩の際にさらされるリスクや、普段のしつけの重要性を認識することが大事なんだなと思うようにもなりました。

さて、こんな経験をもつ我が息子ですが、その後もワンコ好きは変わらないようです。
これには本当にほっとしています。

ワンコを理解し、リスクを回避する準備を!

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ワンコとのお散歩はとっても楽しいもの。でも想定外の出来事があることは事実です。

日頃からリードは短めに持って、周りをよく見て散歩することが大事ですよね。

さらに、何かが起きた時にワンコさんがどう反応するのか、普段からしっかり観察しておくことも必要です。また、少なくとも「まて」のしつけは徹底しておくこと。これができていないと周りの人とワンコさんの両方を危険にさらすことになります。

大好きなワンコさんとのお散歩を嫌な思い出にしないよう、トラブル回避の方法を心得ておきましょう!

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