ママ、愛してる〜イヌ兄弟と育ったベリルはお腹も見せちゃう賢い子牛【写真】

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環境が人を育てるとはよく言われることですが、動物とて同じこと。猫と育てば猫らしいところが見え隠れするでしょうし、ヤギと育てばピョンピョンと跳ねることもある。環境によって細かくはちがいが見えてくるかもしれませんが、愛情を受けると良いコに育つというのは共通しているようです。

オーストラリアの大牧場に住む牛のベリル(Beryl The Brahman, 9か月齢)も、ご家族の愛情をたっぷりと受けスクスクと良いコに育った一匹です。

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image from Beryl The Brahman / Facebook
彼女も早くに産みの親を失った動物です。この世に生を受けてからたったの2日で、彼女はお母さんを亡くしました。以降、農場主のウェブスターさん(Sally Webster)が育ての親として、ベリルを大切に育てたそうです。十分に大きくなるまで家の中で生活させ、外の草が食べられるようになるまでミルクを与えるなど、お母さんの愛をたくさん注いで育てました。

面白いのが、ベリルにはちょっと犬っぽいところがあることです。彼女は2匹のイヌ兄弟、フレッド(Fred)とウィルマ(Wilma)と育ったせいか、行動の端々に”イヌ”が見え隠れする子牛なのです。

お腹を見せちゃったり、

芝生の上で、人間を枕にして、ゴロリとしてみたり(毛布で育ったので、毛布の上も大好きなのだそうです!)、

木の間に挟まってみたり!

何かと”犬らしい”子牛なのです。お腹見せする牛って、初めて見ました。驚きですね。

さらに驚きなのは、彼女の賢さです。ある日、ウェブスターさんが買い物から帰ってふとリビングを見たら、そこにはちんまりと伏せをしている子牛の姿があるではないですか!すでに外で暮しているベリルは、普段は家で過ごすことを許されていませんが、ふとした隙に入り込んでしまったようです。子牛は物を壊すことも盗み食いをすることもなく、ただただお母さんの帰りを心待ちにしていたのです。

「お母さん、遅〜い!」

…と言ったかどうかはわかりませんが、とにかく大人しく待っていただけだったそう。かわいいですね。

種は異なるけれど、家族と一緒に愛に溢れた生活をしているベリルは、本当に幸せそう。素敵なお母さん、お父さん、そしてイヌ兄弟とこれからも幸せに暮らして欲しいと願うばかりです。あ、それから、あなたが今すごく気になっていることについて。ウェブスターさんのコメントが答えになると思います。

「ベリルを食べたり食肉処理することはありません!!!(WE ARE NEVER GOING TO EAT HER OR GET HER SLAUGHTERED!!!)」


2016年の母の日は5月8日。ペット家族たちは、ママにたくさん感謝をしています。多分ね。

Beryl The Brahman | Facebook

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新緑が目に眩しい5月がやってまいりました。5月といえば母の日ですね。お母さんに、世界中心とか世界の端っこから力の限り「ありがとう」を伝える日です。 “お母さん”と言っても、何も血の繋がった母親だけに限定する必要はありません。

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