- 名称:World Rabies Day
- 時期:毎年9月28日
- 制定年:狂犬病予防連盟(Alliance for Rabies Control)の結成年である2006年に制定[1]
世界狂犬病デーは、ヒト及び動物における狂犬病が、いかに簡単に発症を防ぐことができ、また、どのようにすれば撲滅できる病気であるかを知ってもらうことを目的に定められた。9月28日は、狂犬病ワクチンの開発者であるパスツールの没日である[1]。
1950年以前の日本では、多くの犬が狂犬病と診断され、人への感染による死亡もあった。1950年に狂犬予防法が施行され、犬の登録や予防注射、野犬等の抑留が徹底されるようになると、わずか7年で狂犬病を撲滅するに至った。現在、わが国では、犬を含めて狂犬病の発生はない[2]。
9月28日には世界中でシンポジウム、慈善ウォーク、イヌを対象としたワクチン接種診療所の開設など、様々なイベントが開催される。狂犬病予防連盟ではイベントを開催するためのツールキット等が配布されている。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] 世界狂犬病デー(World Rabies Day)について 東京都福祉保健局
[2] 狂犬病|厚生労働省
Featured image credit David Trawin / Flickr
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