配信からわずかな日数しか経っていませんが、すっかり日常に溶け込んだ感があるポケモンGO。「すぐに飽きる」「ピークは越えた」などという声もありますが、このゲームの人気が収束したとしても、拡張現実(AR)機能を搭載したゲームやサービスは増えてきそう。そして、今後はこれまで以上にスマートフォンなどをいじりながらの犬の”ながら散歩”も増えてきそうです。
もちろん、最も良いのは”ながら散歩」ではなく犬だけに気持ちを向けた集中散歩なのですが、「ゲームしたいからお散歩はやめちゃおう」と思うならば、”ながら散歩”のほうが犬は幸せかもしれません。お散歩の時間や距離が伸びたという話もちらほら聞こえてきますし、悪い事ばかりではないように思います。
ただしそれは周囲に迷惑をかけず、犬の安全をも守った上での”ながら散歩”であればのこと。米国獣医師会(American Veterinary Medical Association – Home)が発表した安全を守る5つのステップを参考に、注意しておきたい事項をまとめました。ぜひ、目を通してくださいね!
1. ゆっくりと始めよう
お散歩の距離や時間を急に伸ばさないこと。これまでは15分だったのに、ゲームに夢中になって気がついたら2時間経っていた…なんてことがないように気をつけましょう。
愛犬の様子を見て、例えば突然立ち止まる、足を引きずる、パンティング(ハァハァ呼吸)が激しいなど、疲れのサインが見られたら一休みをして、家に戻ることや病院に連れて行くことも考えましょう。
2. 暑い時はお留守番させて
暑い時期のお散歩は、犬にとっては過酷なもの。必ずアスファルトの温度を手の甲で確認して、犬の肉球が触れても大丈夫であるかを確認しましょう。
熱中症や脱水症状に注意が必要です。ゲームの進行を優先させて、日の当たる場所ばかり歩き続けたり、休憩なしに歩き回るなどは絶対にNG。日中歩き回る時には、犬にも紫外線防止の日焼け止めを使いましょう。
3. 他の人や犬との交流するときは安全に配慮して
ポケモンGOのようなゲームの醍醐味の一つは、新たな出会いに恵まれることでしょう。犬にとっても嬉しい出会いがあるかもしれません。
しかしゲーム談義に花を咲かせることに夢中になって、犬を無視するのは考えもの。粗相はないか、拾い食いはしていないか、他の人や犬とトラブルは起こしていないか(またそのような前兆は見られないか)に目を配っておきましょう。
4. 蚊や寄生虫に注意
ゲーム内のモンスターたちは、愛犬に実害を与えることはありませんが、現実のモンスターは愛犬の健康を脅かすものです。お散歩時には必ず虫除けを忘れずに。「そういえば最近お散歩に行っていなかった」なんて飼い主さんは、愛犬が狂犬病予防接種やワクチン接種、そしてフィラリア対策を済ませているかを再度確認しておきましょう。
何であれ、犬と一緒に外で過ごす時間が増えるのは良いことです。しかし、増えた時間に比例してリスクも高くなることを忘れないようにしましょうね。
5. 常に周りに注意を払うこと
犬を連れている時は特に、周りの状況や起こりうる危険に注意をしましょう。ゲームばかりに没入しすぎることのないように。自転車、自動車だけでなく、通行人にも気をつけて。また、工事現場や足場の悪い場所などは犬にとってもあなたにとっても危険な場所。迷い込んでしまうことのないよう気を付けましょう。
h/t to Pokémon-GOing for a walk with your dogs? 5 steps to keep them safe
Featured image credit Donnie Ray Jones / Flickr
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梅雨のジメジメした時期を過ぎると、日本列島も本格的な「サマー♡」に突入です。 暑い!すごく暑いよ。でも、ず〜っと家に閉じ込めていたワンコさんにお詫びをしようと、お外に連れ出したくなってしまう飼い主さんもいらっしゃることでしょう。