この時期になると熱中症などの懸念から、「犬を車に残すのは危険」という警告が多く発せられます。短い時間でもクーラーを入れていても、犬だけを車に残していくのは本当に危険な行為です。
短い時間でも絶対NG!! 犬を車に残しちゃいけない5つの理由 | the WOOF
最高気温が23度の日であっても、車内の温度は50度近くにもなるのです。熱による危険があることは十分にお判り頂けるかと思います。
しかし、危険はそれだけじゃないのです。ワンコたちが車を運転して、事故を起こしてしまう恐れもあるのです。いやいや冗談ではなくて、こんなカンジで↓
Dog crashes car into Walmart https://t.co/pg070g3w3r
— WSAZ NewsChannel 3 (@WSAZnews) 2016年7月29日
ウエスト・バージニア州で、ご主人の車を”運転”したテリアが、ウォルマートの入り口壁に車を激突させた事故が発生しました。
事故車に乗っていたのは2匹のテリア。飼い主の女性は、ちょっとした買い物を済ませるほんのすこしの間、犬たちを涼しい車の中で待機させようとしたそうです。その”ほんのすこしの間”に運転席に陣取った犬は、車を動かすことを決意。ギアを入れて車を動かし、壁に衝突させるまでしばしドライブを楽しみました。
衝突ののち、助手席に座っていたもう1匹は「大丈夫だよ」と伝えたかったのでしょうか。窓を開けたということです。
すごい。デキる犬たちですね。しかし残念ながらシートベルトの着用はなかったそうです。そこまでやってくれれば完璧だったのに。
さてこの事故、幸い怪我人も怪我犬もなく、車とウォルマートの壁にもほとんど傷は残さなかったとのことです。警察への通報はありましたが、正式に事故として扱われることはありませんでした。まぁ、良かったのかな。
私たちが心に留めておくべきなのは、犬たちはどうにかこうにかして車を”運転する”ことができちゃうのだということ。であれば、冷房を止めることだってできてしまうということです。「クーラーの効いた車の中の方が安全」という考えは、ここできっぱり捨てましょう。犬を車に残すのは絶対にNG!というのがこのニュースから得られる教訓です。
Featured image credit Daniel Ramirez / Flickr
ペットを車に乗せる運転者の約1/4が車内で安全措置を怠る〜米保険会社の調査 | the WOOF
アメリカの車両保険会社、QuinStreet Insurance Agencyのオンライン部門、 Carinsurance.comが自家用車運転者1,000人を対象に行った調査で、車にペットを乗せる時、 きちんと繋いでいないと答えた割合は4分の1に上った ことが分かりました。車に同乗させる割合では、運転者の80%が犬と回答、ネコを乗せる割合は6%にとどまっています。