ワインを飲まされたり、大麻を吸わされたりという虐待を受けたワンコが、善意の第三者に救出され、新しい家族との運命の出会いを果たしました。
このワンコの名前はマーリー。オスのアメリカンブルドッグ、9歳です。マーリーに対するあまりにもひどい仕打ちを見かねたある男性がマーリーを救出。フレッシュフィールド・アニマルセンター(Freshfields Animal Rescue Centre、英国)に持ち込みました。
男性によると、飼い主はマーリーにワインを飲ませたり、大麻を吸わせたりするほか、物を投げつけケガを負わせていたようです。また、何が起こったかわかりませんが、胸には火傷の痕もありました。
アニマルセンターに保護された後、マーリーはケガから順調に回復。センターの創設者、デビー・ヒューズさんは、「マーリーは本当にいい子。スタッフのことも、また、他の仲間のことも大好き。ひどい虐待を受けたにもかかわらず、皆と仲良く走り回って遊んでいる。長い間虐待を受けたイヌは、人を恐れ、信用せず、敵意むき出しになることもあるが、マーリーにはそんな影が全く見られない。『忠実な友人』の代名詞そのもので、何をされても全て許してくれているようだ」と、述べています。
Marley getting himself acquainted with his new mum! I think it's safe to say that this lovely boy can finally put his dark days behind him. Happy new home Marley!
Posted by Official Freshfields Animal Rescue Page on 2015年8月3日
苦しい日々を経ても、穏やかでフレンドリーなマーリー。8月に入って早々に、新しい家族が見つかったそうです。これからは人間のおとうさんとおかあさん、そして同居ワンコと一緒に暮らすのだそうです。保護施設のFacebookページには、おかあさんに抱っこされて幸せそうな表情をみせるマーリーの姿がみられます。
残念なことに、日本でも海外でも、虐待の悲しいニュースはなくならないものです。
シェルターの職員はこう語っています。「ひどい仕打ちを飼い犬にできる飼い主の心は全く理解できないものだが、残念なことに、そうした行為はなくならない。ただ、これだけは言いたい。動物が好きではないのなら、ペットを飼わないでほしい。好きで飼うなら、最後まで責任をもってほしい」と、呼びかけています。
h/t to Pet dog made to drink wine and smoke cannabis and Official Freshfields Animal Rescue Page
Featured image from Official Freshfields Animal Rescue Page / Facebook