イヌの目から回虫〜オンコセルカ・ルピ感染で失明の恐れ-米国

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米国のイヌとネコから目に寄生する回虫が見つかったことが報告されています。「致死的なほど危険度が高いわけではないが、放っておくと失明する恐れがあり、ペットのクォリティ・オブ・ライフに大きく影響する」として獣医、動物衛生関係者は警戒を強めているとHealthDayが4月16日報じました。

この回虫はオンコセルカ・ルピ(オンコセルカ科、回旋糸状虫の仲間)と考えられ、人にも感染します(動物由来感染症)。2011年、トルコで女児(8歳)の目への感染例が報告されたのが初めて。また、米国では、22カ月の女の子の症例が1例報告されています。

2011年から、イヌおよびネコの20匹に感染が確認されていますが、新しい8症例については、4例がニューメキシコ、2例がコロラド、ミネソタおよびフロリダから1例ずつ報告されているそうです。急激に広がる恐れもあり、今後の拡大に注意するよう飼い主に呼び掛けています。

感染すると、目の周囲組織に入り込み、腫脹を引き起こして視覚異常を引き起こすとのこと。治療のためには、寄生虫の詰まった肉芽腫を手術で摘出することが必要になるそうです。

University of Bari(イタリア)の獣医学教授、Domenico Otranto博士によると、感染経路はブラックフライ(ブヨ)の咬み傷だと考えられ、屋外で飼われているイヌは特に気を付ける必要があります。

米国で感染が確認されたイヌから採取した回虫について、そのDNAを分析したところ、ヨーロッパ由来であることが判明しました。ヨーロッパでは、ポルトガル、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、スペインで報告されています。「こうした国から運ばれたイヌに対しては、幼虫の検査が必要になる」と専門家は警告しています。

日本での感染報告はないけれど、「東洋眼虫」なんて寄生虫もいるらしいし、油断は禁物。ワンちゃんが、目を気にしているとか、遊びのときにいつもの調子が出ないみたいってときは、獣医さんに相談を。ニョロニョロを飼っているのかもしれません。コワイ。

h/t to HealthDay | Roundworm Parasite Targets Canine Eyes

 
Featured image by lineartestpilot via shutterstock

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