こんなものにも入ってる!〜身の回りにある10のキシリトール含有商品

健康管理
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キシリトールは、人間にとっては安全な上甘みが付加される非常に便利な甘味料。しかし厄介なことに、犬にとっては毒になる食べ物。一定量を口にすると命の危険すらある恐ろしいものなのです。

カロリー控えめで甘みを付加できる便利なキシリトールは、最近では多くの飲食物に含まれるようになっています。わざと与える人はいないと思いますが、含有商品が増えてきていることから、事故が起きる確率は非常に高くなっているので注意が必要です。

以下に、キシリトールが含まれている可能性がある飲食物を列挙しておきます。個別の商品により含有物は異なりますし、危険度も一概に語れるものではありません。ただ、「へぇ、こんなものにもキシリトールが…」と知っておくことで、もしかしたら愛犬を危険からと遠ざけることに繋がるかもしれません。

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それ、危なくない…? image by Megumi / Flickr

1. キャンディ、ガム、ミント

「シュガーフリー」と書かれたガムやミント、そしてキャンディーのほとんどに、キシリトールが含まれています。肉球の届くところに置かないように気をつけましょう。お菓子が身近なものになるパーティシーズンは特に注意を。バックの中にお口ケアのガムを忍ばせている人は、置き場所にも気をつけて。

2. パッケージ菓子

パッケージされた甘いパン、ケーキ、お菓子、アイスクリーム、そしてヨーグルトもキシリトール含有が疑われる商品。安全を期する飼い主さんなら、中に何が入っているかわからないパッケージ商品は「おすそ分けをしない」と決めてしまうのが安全で楽チンなのかもしれませんね。

3. ジャム、シロップ、ピーナッツバター

ジャムやシロップにも、キシリトールが含まれている商品があります。食品では色素やビタミンCの安定化、練り製品の変質防止などを目的に配合[1]されるキシリトールは、はちみつやはちみつ漬けの梅干しにも使用されています。米国在住犬ほど身近なものではないかもしれませんが、ピーナッツバターにもキシリトールが含まれています。

4. プロテイン・バーや健康食品

ダイエットに効果的と謳われるプロテインバーやダイエットフードなどの健康食品には、カロリーを抑えて甘みを付加するためにキシリトールを付加することがあります。

5. フレーバー・ウォーターやドリンクパウダー

スーパーやコンビニなどでよく見かけるようになってきたフレーバー・ウォーター。レモン味やグレープフルーツ味が爽やかで、「水だけ飲むのが苦手」な人にも好評です。しかし「美容に良い」「ダイエットにピッタリ」という売り文句を掲げる商品の多くは、キシリトールを含んでいます。綺麗と美味しいはあなただけのものにして、ワンコたちには味はないけれど美味しいお水をあげるようにしましょう。

6. チョコレート

犬にチョコレートがNGであることは、皆さんご存知のとおり。そしてチョコレートにはキシリトールまで含まれている商品もあります。大きなNG要素が二つも揃っているのなら、「ちょっとだけ」という考えは捨てた方が良いでしょう。

7. 人間向けのデンタルケア商品

美味しい歯磨き粉にはトゲがある。「虫歯を防ぐガムに含まれるアレだよね」という認知をされているキシリトールは、むし歯予防効果が長期臨床研究で分かったと言われる甘味料。歯磨き粉の中にキシリトールを入れると、10-12%むし歯の発生が少なくなったというデータもあります[2]。むし歯の原因にならず、虫歯の発生を防ぐ甘味料ですから、当然のようにデンタルケア用品の多くに使用されています。「必ず犬用のデンタルケア商品を使って」と言われるのは、こうした理由からです。

8. 人間用薬、ビタミン、サプリメント

人間だって、嫌な薬は美味しく摂取したいもの。とりわけ子供向けの薬及び薬用効果があるような商品には、甘みやフレーバーがついているものも少なくありません。自然界に存在するキシリトールは、こうした薬及び関連商品に味をつけるのにはピッタリな甘味料。ワンコ達が美味しい匂いにつられて口にすることのないよう、お薬は肉球のとどかない場所にしっかりしまっておきましょう。

9. 化粧品、ボディケア、ヘアケア商品

キシリトールは乾燥から肌を守る保湿剤、また、保香剤として配合されています。キシリトールを配合した化粧品は、使用時のべとつきが少ないという利点もあり、他の保湿剤と併用することで、肌荒れ効果が期待されるのだそうで、乳液やクリーム、美容液、ローション、美白クリーム、 基礎化粧品に配合されているそうです[1]。ワンコのお肌が荒れた時、あるいは日焼けを防ぐための日焼け止めなど、身体に塗布するものは犬用の商品を選ぶようにしましょう。

10. スポーツウエア、夏の犬服

洋服にまでキシリトール。「犬服よ、お前もか…」と言いたくなります。キシリトールには汗に反応して熱を吸収する効果があるそうで、例えばヨネックス社のベリークールや、ZOOT社のChillout Teeなどにも使用されています。犬服でも’クール加工’と謳われている商品には、キシリトール加工が施されている商品があります。着ているだけで害があるわけではありません。食べたら害があるのかといえば、キシリトール含有がどうのこうのという問題ではなく、洋服を食べること自体が身体には毒です。いうまでもなく。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] キシリトール | 化粧品成分辞典
[2] キシリトール|キシリトール基礎講座|日本フィンランドむし歯予防研究会(JFSCP)

Featured image credit 8 Kome / Flickr

【危険フード】キシリトール〜アメリカ食品医薬品局(FDA)も”犬には毒”と警告 | the WOOF

むし歯の発生を防ぐ添加物としてその名を轟かせるキシリトール。甘いのに自然界に存在し、甘いのに安全で、甘いのに虫歯を防いでくれるという嬉しいものですが、残念ながら犬にとっては毒になる食べ物なのです。 キシリトールとは、糖アルコールの一種で5個の炭素を持つ甘味炭水化物です[1] 。ガムやタブレットなどの商品名としても使われているので、一般にも馴染みのある添加物ですよね。

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