犬と一緒に海遊び〜安全にビーチで遊ぶための7つのポイント

お出かけ
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暑い夏。長い夏。せっかくの暑い季節ですもの、犬たちと思いっきりエンジョイしたいものですよね。

とはいえ夏のビーチには、いくばくかの危険が潜んでいます。犬を連れていくときは、ちょっとした心構えと若干の準備が必要になります。

可愛い我がコと素晴らしい1日を過ごすために、ここで安全上の注意に目を通しておいてください。

1. 涼しい休憩場所を確保する

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image by Cheryl Casey / Shutterstock

暑い場所に長い時間いれば、あなたも愛犬も熱にやられてしまいます。一定時間遊んだら、日陰の涼しい場所かエアコンの効いた場所などで、しっかりゆっくり休みましょう。お水を取ることもお忘れなく。「フリスビーに夢中になって、一休みを忘れてた」なんてことのないように、必ず時間を決めて遊ぶようにしましょう。

愛犬がひどく疲れているようだったり、いつもより激しくゼイゼイハーハーと喘いでいるならば、早めに休憩するか、その日の遊びは終了することをオススメします。

砂は可愛い愛犬の脚および肉球を焦がしてしまう恐れがあるので要注意です。場所を変えるか、ブーツなどを着用させると良いでしょう。

ブルドッグ、ボストンテリア、ボクサー、パグ、ペキニーズ、シーズーなどの短頭種の犬たちは特に熱を逃すのが不得意です。暑い日はビーチ遊びより、涼しい場所から眺めるか、室内ドッグランなどを使用した方が良いでしょう。

新鮮で冷たい水とボウルをたくさん持っていきましょう。水が太陽の下で熱くなってしまったら、冷たい水に替えてあげられるようにします。

犬の熱中症の兆候に注意してください。早めに獣医師の診断を受けましょう。

  • 過度・急速な喘ぎ、ひどいヨダレ
  • 歩くときにフラフラする
  • 嘔吐および/または下痢
  • 倒れてぐったりしている(意識喪失)
  • 粘膜が赤い

日差しが厳しすぎる時間(午前10時から午後4時)は日光を避けるようにする計画を立てましょう。

2. 大きな波に注意する

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image by punghi / Shutterstock

波の状況には、注意が必要です。地形によって波が高くなる場所もありますし、普段は穏やかな海でも天候によっては荒れることもありえます。台風の前後など、波が高くなることが予想される日には、ビーチで遊ぶのは避けるようにしましょう。

ボートやジェットスキーなどは、波を大きくして危険なだけでなく、大きな音で愛犬を怖がらせる危険があります。できれば波が穏やかで、ジェットスキーなどが禁止されている場所などを探しましょう。

犬の中には、魚のようにスイスイと泳げるコもいますが、泳ぎが不得意だったり嫌いなコもいます。全ての犬が生まれながらのスイマーであると考えるのはやめましょう。ブルドッグなどの筋肉質な犬は、びっくりするほどあっさりと溺れてしまうことがあります。水の中に入って遊ぶ場合は、どんな犬でも救命胴衣をつけるようにしましょう。レトリバーのような犬であっても、パニックを起こして岸から離れてしまえば、体力がなくなり溺れてしまうことも考えられるからです。

3. 飲んでいるものに注意する

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image by Exotic Destinations / Shutterstock

犬が普通の飲み水にアクセスできる限りは、少量の海水を摂取しても害はありません。しかし、十分な飲み水がない中で大量な海水を飲んでしまうと、深刻な脱水症状に陥る可能性があります。

嘔吐、濃厚で褐色の唾液。乾燥しきった/粘っこい歯茎などが気をつけるべき脱水の兆候です。愛犬の普段の唾液や歯茎の様子を観察しておき、夏の外遊びのときは状態に変化がないかを確認するようにしましょう。問題を素早く認識し、状態が悪化するのを防ぐことができます。

とにかく新鮮な冷たい水をたくさん持っていくようにすることです!

4. 日焼け止めを使う

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image by Patryk Kosmider / Shutterstock

犬用の日焼け止めを上手に使いましょう。鼻や耳のように毛皮が細い部分には日焼け止めが有効です。とくに皮膚の色がピンクのコやヘアレスのコは、日焼けしやすいので注意が必要です。ビーチのみならず普段のお散歩でも、日焼け止めでしっかりカバーしましょう。

UVカット素材で作られたTシャツなどを着用するのもオススメです。中には着せた方が涼しさを感じることができる素材もあります。

人間用の日焼け止めは、犬に有害な成分(亜鉛など)が含まれていることがあります。必ず犬のために特別に配合された犬用を選ぶようにしてください。

ビーチ遊びのあとは、愛犬に日焼けの兆候がないかをチェックしてください。このとき皮膚だけでなく目も確認しておきましょう。日差しや砂によって、なんらかの悪影響が出ている可能性があります。犬が特定の場所を掻きむしったり、不快な様子をみせるなら、早めに獣医師に確認してもらいましょう。

5. 危険なモノに近づかないよう注意する

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image by Andrea Izzotti / Shutterstock

砂の中には、あらゆる種類の危険物が隠れている可能性があります。割れたガラス、岩、フック、サンゴ、そしてゴミ、などなどなど。犬の可愛いアンヨを傷つけるばかりか、お口で確認したついでにゴクリと飲み込んでしまうリスクもあります。

6. 寄生虫からあなたの子供を守る

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image by fongleon356 / Shutterstock

ビーチで一日を過ごすと、ペットが有害な細菌や寄生虫にさらされる可能性があります。ビーチに併設されたプールや水たまりは要注意。淀んだ水をゴクゴクすると、レプトスピラ症などの病気をもらってしまうリスクが増大します。

海水でもプールの水でも、遊び終わったら被毛をザッと洗い流すようにしましょう。砂、塩、そして細菌をザーっと取り除くのです。愛犬の皮膚が特に敏感であるならば、砂や塩分は深刻なかゆみを引き起こします。皮膚の炎症を防ぐためにも、洗い流しはしっかり行いましょう。

7. ビーチのルールを守る

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image by scnhnc052008 / Shutterstock

犬と外出する際の「いつものルール」を守るのはもちろんですが、その地域あるいはそのビーチにおける規則も絶対に守るようにしましょう。犬を遊ばせても良いか、遊ばせる場合の禁止事項がなんであるかは、事前に確認しておきましょう。

  • ウンチやオシッコは絶対に放置しないこと。愛犬のトイレ休憩に備えて、常にトイレシート、ウンチ袋、洗い流し用の水を携帯しましょう
  • プライベートビーチ以外では、必ずリードを装着しましょう
  • 一瞬でも犬を浜辺に放置しないでください
  • 公共の場所が苦手な犬は、慣れた場所で楽しむ方が幸せかもしれません。攻撃的になり得るのなら、とりあえずは別のお楽しみを見つけましょう
  • 首輪、IDタグ、そしてマイクロチップ。どんなときも事故や逃走の可能性を考えておきましょう
  • 予防接種やワクチン接種の情報、および健康に関する情報を持参しておきましょう。携帯端末に不具合がおきた時のために、紙で持っておくことをオススメします
  • 病気の犬(免疫が弱っている犬)、シニア犬などには、真夏のビーチ遊びはオススメできません。ワクチン接種前の4ヶ月未満の子犬は、絶対にNGです

愛犬がお宝(ゴミなど)を見つけたら、拾ってゴミ箱に捨てるか、あなたのゴミと一緒に持ち帰るなどして、愛犬と一緒に社会貢献するというのも良いでしょう。


ビーチで楽しく遊んだ愛犬のために、車の中に快適な寝床を用意してあげましょう。ハウスの中にフカフカのタオルを敷き詰めてあげれば、家に着くまでグッスリ熟睡してくれるかも。家に帰ったらゆっくりと「今日はとっても楽しかったね!」と、思い出話に花を咲かせましょう。

Featured image creditJavier Brosch/ shutterstock

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