尾形さんの『犬の毛のおはなし』、連載開始します!

PR
この記事をシェアする

犬のみためは犬それぞれ。体の大きさも耳の形も、目の色だって違います。

カラダを覆う大事な被毛も、驚くほどに様々です。単色もあればブチ入りもあり、クルクル巻き毛のコもいれば、ストレートヘアが自慢のコもいる。ぎっしりしっかりの密集さんから、一部にちょこっとのヘアレスさんまで、量も生え方も色々です。

どうしてこんなにたくさんの種類があるのでしょう。なぜ生え方に違いがあるのかな?

「犬種としての特性をつくりだすのは、おもには遺伝という仕組みです。でも、遺伝だけではなく、他にも要因があるんですよ」

そう語るのは犬ライターとして活躍する尾形聡子さん。もともと犬の繁殖に興味をもっていた尾形さんは、ブリーディングの重要な要素である犬の遺伝や病気について勉強したのだそう。犬種の特性や、犬の姿かたちに影響を与える遺伝の世界に魅了された尾形さんは、コツコツと学術論文を読み込んで、その成果を1冊の本にまとめるほどになりました。

2014年出版の、『よくわかる犬の遺伝学』という本です。この本の特徴は、遺伝や遺伝子という目にみえない代物を、見ることができて触れられる”犬の毛”をとおして語っているところにあります。とっつきにくい内容を、詳しく、そしてわかりやすく説明してくれる本です。


よくわかる 犬の遺伝学:健全性から毛色まで、知って役立つ遺伝の法則
誠文堂新光社 (2016-12-16)
売り上げランキング: 119,057

今回の連載は、この本の続きという位置付けです。『よくわかる 犬の遺伝学』の発表は2014年。基礎的な部分は変わりませんが、その後に発表された研究成果などを、この連載の中に加えていただきました。

一方で、書籍に比べると内容はグッとコンパクト。隙間時間にササッと読める分量です。連載を通じて遺伝に興味を持った方は、ぜひ書籍のほうにも当たってみてください。そうした意味では、入り口という位置付けだということもできますね。

題して『犬の毛のおはなし』。犬の被毛にまつわるアレやコレやを掘り下げていく予定です。

第一回めは、毛のおはなしに入る前に頭に入れておきたい、『遺伝ってなあに?』という基本のおはなしです。サラリと読めて「ああ、そういうことか!」と膝を打つ、わかりやすい内容になっています。

『犬の毛のおはなし』は、毎週金曜日配信。15回を予定しています。お楽しみに!

掲載予定は、こんな感じになってます^^

  • 遺伝ってなあに?〜生まれながらの個性をつくる生命の現象
  • 犬の毛の色のおはなし
    • 犬の黒い毛〜優性ブラックと劣性ブラック
    • イエローの犬〜優性と劣性、そして黄色の濃淡の違いはどうつくられる?
    • ブルーやグレーの犬〜美しい”薄まった毛色”も遺伝子がつくる
    • 赤茶の犬〜レバーとレッドは似て非なるもの
    • 白黒“ブチ”の犬〜斑点、ティッキング、ハルクイン
    • マーブル模様の犬~マールとベルトン、ローン、そしてブルー
    • 白い犬~同じ白も遺伝子背景はイロイロ
the WOOF イヌメディア > すべての記事 > PR > 尾形さんの『犬の毛のおはなし』、連載開始します!

暮らしに役立つイヌ情報が満載の「theWOOFニュースレター」を今すぐ無料購読しよう!

もっと見る
ページトップへ