「チップが役に立つなんて思ってなかった。でも、本当に役に立ったの」
そう語るのは、ミズーリ州の州西部カンザスシティに住むフレイザーさん(Dorothy Frazier)。今年1月、裏庭にいたシーズーのシンディ・K(Cindy K)が盗まれたとして、警察に通報していました。二人の不審者(一人は女性)が、シンディ・Kを連れ出すところを、フレイザーさんの孫が目撃していたそうです。
残念ながら捜査は難航。シンディ・Kは発見されないまま、数ヶ月が経過しました。
しかしこの8月、事件は一転します。フレイザーさんが、カンザスから900キロ超も離れたアーリントンにあるテキサスのシェルターから「おたくの犬ではないか?」という電話を受けたのです。テキサスで保護されていたシンディ・Kは、高速道路上で発見されていました。
「彼女にはIDタグやら何やら、全てつけていました」と言うとおり、シンディ・Kはマイクロチップも装着していました。これが大きく貢献し、身元が判明したのです。獣医師やシェルターの職員は犬を保護すると、はじめに必ずマイクロチップのスキャンをして飼い主情報を探すもの。マイクロチップに登録された情報をから、フレイザーさんの元に連絡が入ったという訳です。
フレイザーさんはすぐにシンディ・Kのお迎えに。少し弱ってはいたものの、動物病院での治療を受け元気を回復しつつあるといいます。
「本当に役に立った。チップが役立つなんて思ってもみなかったけど、役に立ったわ」フレイザーさんは喜びを噛み締めます。目に見えない小さなチップの力を私たちは見過ごしがちですが、実際に「これがなければ、再会はありえなかった!」というケースを耳にすると、その重要性を実感できますよね。
マイクロチップの装着はお忘れなく。愛犬に変わって身元を証明してくれる大切なものですよ。
h/t to Dog swiped from Kansas City yard found hundreds of miles from home in Texas | fox4kc.com
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