- 名称:Dog in Politics Day | Checkers Day
- 国:アメリカ合衆国
- 時期:毎年9月23日
- 由来:大統領候補だった当時のリチャード・ニクソンが有名な’Checkers Speech’を行った日
1952年9月23日、当時大統領候補だったリチャード・M・ニクソン(Richard M. Nixon)が、上院議員時代の政治資金の不正経理疑惑(1万8千ドル)に応えるため行った釈明会見を行った。
当時、副大統領候補だったニクソンは、アイゼンハワーと共にて大統領選を戦っていた。疑惑が持ち上がったことにより、選挙の流れと自らの立場に不安を覚えたニクソンは、およそ30分にわたり金銭の流れを説明し疑惑を否定し続けたが、その内容は言い訳がましく苦しいものであった。
この流れを変えたと言われるのが、とある”個人的に受領したギフト”に関する回答である。そのギフト、すなわちコッカー・スパニエルに話が及ぶと、ニクソンはきっぱりとこれを返還するつもりがないと断言した。この犬の名こそ、記念日の別名であり、スピーチの別名でもある’チェッカー’である。
とある人物がテキサスから運んできたクレートの中には、小さなコッカー・スパニエルがいました。黒に白い斑があるやつです。トリシアという6歳の私の子は、その犬にチェッカーと名付けました。子供って犬が好きじゃないですか。今言えることは、なんと言われても犬については手放さないってことです[1]。
約6千万人と言われる視聴者たちは、このリアクションに概ね好感を持ったとされており、その後ニクソンは副大統領として2期、ホワイトハウスで仕事することとなる。1968年には大統領選を勝ち抜き、ホワイトハウスへの主へと上り詰め、1972年には再選も果たしたが、ウォーターゲートにより74年に職を追われることとなる。没年は1994。
犬と政治の日(チェッカーの日)にやらなければならないことは一つもない。しかし、政治について考えてみることや、自らを正直であろうと戒めることなど、考えてみる機会として使うと良いかもしれない。
チェッカーは1964年に虹の橋を渡った。ロングアイランドのBide-a-Wee Pet Cemeteryに埋葬されている。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Checkers Speech, 1952 . Nixon . WGBH American Experience | PBS
[2] Nixon Presidential Library & Museum
Featured image credit The U.S. National Archives / Flickr
学士号取得をサポートした犬が飼い主と一緒に大学を「卒業」したよ! | the WOOF
犬はいつだって心の支え。わたしの味方。 どんなワンコさんも、飼い主さんにとっては最高の友人であり支えてくれる家族ですが、本当に飼い主さんを支えて「大学卒業」への道を切り開いたワンコさんがいるのです。