シェルターから宮殿へ〜元保護犬が英国王室の一員に

動物愛護・保護
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今から3年前。ガイはケンタッキー州のシェルターの床に座り、殺処分の日を待っていました。

彼は、森でさまよっていたところを保護された3歳のビーグル犬。シェルターでは誰からも振り向いてもらえず、殺処分のリストに載ることになりました。

ガイの運命が動いたのは、カナダの保護施設が彼の引き取りを申し出たときでした。オンタリオ州で施設を運営するドロレス・ドハーティさんは、「誰も養子にしたがらないビーグル犬に興味があるか」と聞かれたとき「ええ」と即答したそうです。「いつもイエスって答えるの。ノーとは言えないのよ。私ってダメよね」

こうしてカナダへの移住を果たしたガイは、トロントで行われていた譲渡イベントに参加することになります。このときガイに興味を持ったのが、当時トロントに住んでいたメーガン・マークルさんでした。

メーガンさんはガイの里親になり、ガイは人気女優を母親にもつことになります。見向きもされなかった犬は、ママと一緒にパパラッチに追いかけられる”注目の犬”になったのです。

2017年11月、ヘンリー王子の報道官は、ガイがメーガンさんと共にともにイギリスに移住したことを発表。27日にはヘンリー王子とメーガンさんの婚約が正式に発表され、ガイの王室入りも決定しました。

そして2018年5月19日、ガイは正式にロイヤルファミリーの一員となりました。

元保護犬の中には、幸せな家庭犬になったり、優秀な探知犬になったり、セラピー・ドッグになったりと、幸せを掴む犬もたくさんいますが、ガイのストーリーはその中でも突出したものです。

殺処分の列からウィンザー城へ。おとぎ話のような運命をたどったガイには、「ずっとずっと幸せに」暮らしてほしいものです。

Featured image creditA Dogs Dream Rescue / facebook

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