「僕は犬ですが、何か?」〜仲間とのお散歩が大好きなペットのヤギは英国在住

おもしろ
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家族と連れ立ってお散歩するのが好きで、飼い主さんの膝の上に座るのが好きな動物といえば、真っ先に思い浮かぶのが我らがワンコ。

しかし、今日ご紹介するのはアフリカピグミーゴート(African pygmy goat)のホーボー(Hobo)さん。れっきとしたヤギさんです。日本だと動物園やサファリパークでしかお目にかかれない動物ですが、アフリカを中心に家畜化されており、おとなしい性格からペットとしても人気が高いのだそう[1]。ビックリです。

Hobo4

肢が短いピグミーゴート。最大体長は70cmと那須どうぶつ王国のページに記載されています。犬でいうと中型犬くらいですね。犬目線からしても、大きさ的な違和感はないのかもしれません。

さて、ホーボーに話を戻します。彼が飼い主のトレーシーさんとの出会ったのは去年の8月。ホーボーが道でさまよっていたところをトレーシーさんが見つけ、保護したのだそうです。非常にやせ細って怪我もしていたホーボーは病院で治療を受けることとなります。治療の間、Facebookを通じて飼い主を探す努力が続けられたものの名乗り出る人がいなかったため、トレーシーさんが引き取ることになりました。

Hobo1

複数の犬関連施設を運営するトレーシーさんは大の動物好きで、5匹の犬、14羽の鶏、4匹の猫、2匹のフェレット、1羽のオウム、そして2匹のヤギという大家族を率いるお母さん。すでにヤギが2匹いたというのはちょっと驚きですが、新しい家族に会ったホーボーが最も興味を示したのは犬だったというからこれまた驚きです。

Hobo2

何かと「犬っぽい」行動をするホーボー。今では近所の公園にお散歩に行ったり(政府の許可を受けているそうです)、お母さんにペロリとキスしたり、時には台所から盗みも働くこともあるとのだとか。お散歩時には他の犬からの匂い嗅ぎのご挨拶も受けるとのことで、トレーシーさんは「ほとんどの犬は彼が犬ではないことに気がついていないみたい」だと言います。また、時には「すごくヤギに似てるけど、なんていう犬種?」っ聞かれることもあるのだとか。

なぜ犬と似通った行動をとるのかはわかりませんが、見た目ではなく行動が「〇〇らしさ」を形作るんだなぁとしみじみしてしまいました。みんなと仲良くね、ホーボー!

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] アフリカピグミーゴート | 大内山動物園【公式ホームページ】
[2] Meet Hobo the Goat who think he’s a dog and prefers other pooches to his own species – Mirror Online

Featured and in-article images are from Meet Hobo the Goat who think he’s a dog and prefers other pooches to his own species – Mirror Online

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