the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、ギネス世界記録に認定された犬のお話。アメリカ在住のセントバーナードが、18.58cmの舌で世界をあっと驚かせました。
世界記録の保持犬は、アメリカのサウスダコタ州にすむ8歳のモチ・”モー”・リッケルトさん(Mochi “Mo” Rickert)。彼女は長い長い18.58cmの舌を見せびらかし、街ゆく人を驚かせています。
Moは前記録保持犬のペキニーズのパギー(Puggy)を打ち破り、2016年4月に世界一と認定されました。パギーの舌の長さは11.43cmで、モチは7cm以上も長い舌で記録をベローンと引き伸ばしたのです。
Mochiは2歳のときにリッケルト家に引き取られた元保護犬です。飼い主のカーラさんは、大型犬専門の保護施設(Big Dogs Huge Paws rescue organisation)で暮らすモチを見て、一目で恋に落ちたのだそう。「打たれ強い、楽天的な犬」であるモチは、コスプレで写真を撮ったり、家族と遊んだり、大好きなサツマイモを食べたりして毎日楽しく過ごしています。
トレードマークの長い舌は残念ながら、モチの生活の障害になることが少なくありません。ナーバスになると呼吸困難になったり、よだれが過剰になったりしますし、ダラリと垂れる舌には常に泥やゴミ、そして草などが付着するので、これを取り除くために常に家族の助けが必要です。また、オヤツも工夫して食べさせなければなりません。
カーラさんによれば、モチのために部屋は常に清潔にしておかなければならないし、大きなフードボウルと背の高いタイプの水のボウルと雫を受けるような工夫は絶対に必要なのだそう。それでもモチは自慢の娘。苦労なんて何てことはないのだそう。
「ギネス世界記録に認定されたことは、本当に嬉しいです。他の人の笑顔を作る機会をいただけて、とても感謝しています」
一方のモチは、セレブリティとなった現在も”謙虚”なまま。「モチはすごく謙虚。自慢したり、鼻にかけるようなことはありません。もちろん、新しい記録については、私たちと同じくらい誇りに思っているようです」
Featured image credit Guinness World Records / Flickr
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