どんなものにも代替案が必要だ、いうことを教えてくれるニュース。アプリ連携の自動給餌器が作動しなかったため予定どおりにゴハンが与えられず、ペットの犬猫がお腹を空かせることになったというニュースです。
米カリフォルニアに拠点を置くPetnet社のSmartFeederが誤作動を起こした商品。スマートフォンのアプリを使って計画に合わせた給餌を行うという自動給餌器です。この$149の商品は、家を留守にする飼い主に安心を与えるものとして、好評を持って迎えられていました。
しかし今回この給餌器は、「外部サーバの不具合により」正常に作動せず、お腹を空かせた犬猫は空腹のまま飼い主の帰りを待ち続けることとなりました。ヘレラCEO(PetNet’s CEO, Carlos Herrera)は外部サーバが10時間ダウンした影響を受けたことと、予備システムの準備が不十分だったことが原因だとガーディアン紙に語っています。影響を受けたのはユーザのうち10%だそうです。
現在同社は復旧に向けて鋭意作業中とのこと。「問題解決までは、マニュアルでの給餌をお願いします」とユーザに呼びかけています。
テクノロジーを使った製品を使う以上、誤作動や不具合は起こりうること。わかっちゃいるけど昨今の製品はどれも優秀で頼りになるものばかりだから、不具合が起こるということを忘れてしまいがちですよね。
このニュースから得られる教訓は、重要な物事にはバックアップ・プランを用意すべきだということ。技術に頼るほどに長い時間家を空けるなら、何か別の給餌プランも持っておいたほうが良いのですよね。IT技術は私たちの助けにはなるけど代わりにはならないもの。上手に付き合うことが大切ですよね。
h/t to No treat for you: pets miss meals after auto-feeding app PetNet glitches | Technology | The Guardian
photos Smartfeeder / Petnet
[ビジネス+技術]機能付き首輪の登場相次ぐ米国〜ワンコの状態をモニターできる首輪に注目 | the WOOF
迷子になったり、連れ去られたりしたワンコの行方を確認するためのGPS搭載首輪は普及していますが、さらに機能を進化させた首輪が続々と紹介されています。 例えば、 PetPace社(米マサチューセッツ州バーリントン)が開発したPetPace(社名と商品名は同じ)は医療仕様で、ペットのバイタルサインが分かるというもの。さらに、痛みの徴候を示す情報まで提供してくれます。