なぜ私の子犬は鳴いているの?その原因と対策

幼犬・子犬
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人間の赤ちゃんと同様に、あなたの家に来たばかりの子犬は、鳴くことで自分が必要としていることを訴えます。

家に引き取られたばかりの子犬は、母犬や同腹子と離れるという難しい調整をしなければなりません。健康上の問題などがない場合は、飼い主が上手に対応すれば、鳴き声もおさまることでしょう。

子犬が鳴くのは自然か?

「子犬が鳴くのは自然か?」という問いに対する答えは、イエスでありノーでもあります。

自然な環境、すなわち母犬と一緒にいる子犬なら、基本的ニーズは鳴くことなく満たされます。お腹がすけば母犬の乳にいつでもアクセスできますし、温もりが欲しいときは母犬や同腹子に寄り添うことで、そのニーズは満たされます。もちろん子犬は鳴くものですし、なんらかの理由でニーズが満たされない時はそれを訴えることはあるでしょう。しかし、ひとりで人間の環境に連れて来られた子犬と比べれば、鳴く必要は格段に少ないのです。

子犬が鳴くのは当たり前のことですが、人間社会において基本的ニーズが満たされないために鳴いて訴えることが多いため、「自然だから」と放置してはならないということです。

一方で、鳴き止むからとなんでも彼らの言うとおりにしてしまうのも問題です。彼らはこれから人間の世界で暮らしていかなければならず、そのためにはある程度我慢を覚えてもらうことも必要なのです。

子犬はなぜ鳴くのか

家に子犬をお迎えした飼い主さんは、鳴く子犬に上手に対応しなければなりません。そのためにはまず、彼らがなぜ鳴くのかの問題の根底に迫る必要があります。

・病気〜「いたいよ、つらいよ」

病気や怪我があると、子犬は痛みや不快感により鳴き声をあげることがあります。何日も何週間も鳴き続ける場合や、嗜眠(しみん:強い刺激を与えないと覚醒しない深い眠り)、食欲不振、下痢、嘔吐、めまい、呼吸数の増加などがみられる場合は、病気が疑われます。一つの場所を集中して舐め続けるとき、刺し傷または引っ掻き傷がみられるときは、アレルギー、感染、寄生虫または他の皮膚の問題の可能性も考えられます。触れられることを嫌ったり、逃げ出す、隠れる、唸るなどの態度をみせるときは、怪我などによる痛みをかかえていることも考えられます。

子犬時代は動物病院に行く機会も多くなることでしょう。気になる点があれば迷わず獣医師に相談しましょう。

・孤独〜「ひとりは、さみしいよ」

犬は社会的な動物で、群れで暮らすことを好みます。しかし、あなたの家に来た子犬は、母親や兄弟姉妹から離れて生活しなければなりません。寂しさから、あるいはぬくもりを求めて、鳴いている可能性があります。

子犬を安心させるため、一緒に過ごすようにしましょう。常に抱っこする必要はありません。人のいる場所にケージやベッドを置いてあげましょう。目の届く場所にいさせることにより、子犬の安全も守ることができます。

・恐れ〜「すごく、こわいよ」

新しい世界を探求する中で、なんらかの恐れを感じて鳴くことがあります。子犬が目を合わせることを避けていたり、耳が倒れていたり、身体を小さくしていたら、恐怖を感じていると考えて良いでしょう。

新しいものへの接触に対する恐怖は、なれることで解決すると思われます。たとえば生活環境にある刺激(ドアが開くとか、サングラスをかけるなど)に対して反応するなら、慣れるまで待っても問題ないでしょう。しかし、強すぎる刺激や大きすぎる恐怖(見知らぬ人に無理に触られる、大きな犬との対面など)は、のちの問題行動に繋がる可能性もあります。恐怖対象との接触は制限し、徐々に慣らすように計画した方が良いでしょう。

・空腹〜「おなかが、すいたよ」

子犬は「おなかが空いた、何か食べたい」と訴えて鳴くものです。パッケージどおりに食事を与えていても「おなか空いた」と鳴くことはあります。子犬の成長は直線的でなく、食欲があったりなかったりも日によって違いがあり、子犬はそれぞれ異なるためにに、どんなに正しく与えているはずだとしても鳴かれてしまうことはあるものです。

あなたの子犬の食事量はどの程度にすべきか、どのタイミングで量を増やすかなどは、獣医師に確認して都度決めましょう。飼い主さんも、少しずつ試して調整することを学ぶ良い機会になります。頑張ってみてくださいね!

・退屈〜「ぜんぜん、つまらないね」

キュンキュンキュルルと鳴いているのは、退屈のせいかもしれません。子犬はエネルギーに溢れており、1日を通してたくさんのエネルギーを消費する必要があるのです。身体の運動だけでなく精神的な刺激も必要です。

家での遊びをスタートしましょう。簡単なとってこい遊びをマスターしてもらうのも良いかもしれませんし、その場で止まる「待て」などのトレーニングをスタートするのも良いでしょう。子犬用のオヤツを入れるボールやパズルは、心も身体も刺激するものです。オモチャを使用する場合は、安全性(品質やサイズ)に十分注意して選ぶようにしましょう。

・不安・寂しさ・恐れによる夜鳴き

新たに家に迎えた子犬は、夜じゅう鳴き続けることがあります。母犬や同腹子と離れたことによって安心を感じられず、ひとりでいることに恐れを感じて鳴くと言われます。

これは、子犬が安全と安心を感じるにつれてなくなっていきます。最初の数日、あるいは数週間は、あなたが一緒にいることが必要です。

鳴き続ける子犬を叱ってはダメ

子犬はときに執拗に鳴き続けるもの。はじめは可愛いと感じても、長く続けばイライラの元になるかもしれません。

でも、叱ったり叫んだり、大きな音で脅したりしてはダメ。罰することで鳴き声は止まるかもしれませんが、子犬はただただ混乱し、不安は増大し、最終的には飼い主であるあなたとの関係が悪化する可能性すらあります。

基本的ニーズを満たすことができれば、子犬の鳴き声はおさまります。昼間であれば一緒に遊んだり、(ワクチンが終わっているコなら)お散歩することで、正しい刺激を与えてください。

クンクン鳴かれたからといって、いちいち反応して抱っこをしたり決めた量以上のオヤツを与えるのはNG。鳴き叫ぶことで注目を払われることを好む犬を作ってしまいます。

時間も愛情もかけている。食事も水も、適切に与えている。しかし、鳴き声はおさまらない…という場合は、ひとりで悩まず専門家(獣医師)に相談しましょう。子犬が健康で痛みなどを抱えていないかを確認する必要があります。そして専門知識をもつ獣医師が、より良い解決方法を一緒に考えてくれることでしょう。

Featured image creditMira Arnaudova/ shutterstock

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