【夏のお世話】ダブルコートの犬、剃るべからず〜剃らない方が良い3つの理由

お世話・グルーミング
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暑くなると勃発するのが、ダブルコートの犬の被毛を「剃るべきか、剃らざるべきか」論争。暖かい空気を閉じ込めるアンダーコート(下毛)は断熱材のような役割を果たすため、暑い夏には「不必要」でという意見があるのです。

剃ると涼しいは、どうやら間違い

太くて粗いオーバーコート(上毛)は、紫外線や草木や虫などのダメージから皮膚を守ってくれるもの。一方、短くて柔らかいアンダーコートは、保温や保湿の役目を果たします。生え変わり時期(換毛期)に毛の量を増減させることで、体温を調節します。暑い時期には必要のないを毛は抜け落ちて、軽くて柔らかい夏毛を生やします。

ブラッシングにより下毛が取り除かれた状態であれば、犬の毛は紫外線や熱をシャットダウンし、風を通すことで犬の身体に涼を届ける役割を果たすものなのです。犬たちに快適な夏を過ごして欲しいと願うなら、全ての毛を剃りあげるの良いことではありません。適度に季節を感じさせて換毛を促し、しっかりとブラッシングしてあげるお世話をオススメします。

剃らない方が良い理由は、次の三つです。

理由1:毛はまた伸びる。しかしその毛は元の毛にあらず

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image by aiko vanhulsen / Flickr

「剃ってもまた生えてくるから大丈夫」と言うのは真実であり嘘でもあります。dognaturallyは、剃ることにより被毛の性質を変える危険性があることを報告しています。同サイトの記事には、剃った後は保温の役割を果たす下毛が素早く成長することや、下毛と上毛が混ざり合いもつれを生じやすくなること、さらに新しい毛の触り心地は悪くなる(粘着質になる)ことが記載されています。

また、年齢が高くなればなるほど上毛は生えにくくなるため、犬の毛の見た目も悪くなると言われています。

理由2:剃ったからといって抜け毛は減らない

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image by YukiNoSato / Flickr

「毛がなくなれば、抜け毛もなくなる」と、抜け毛憎しの思いが高じて一気に剃ってしまいたくなる気持ちもわかります。しかし、剃ってしまっても下毛はすぐに生えてきて、そして抜けていくのです。しかもお掃除が面倒な短い毛がごっそり抜けます。家具の隙間に入り込み、長い毛以上にあなたを悩ませることにもなりかねません。

理由3:犬の毛は、あなたの犬を守ってくれる

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image by John Collins / Flickr

暑そうに見える毛皮を着たワンコたち。実際に暑いと思います。しかし彼らの素敵な毛皮は、日焼けのヒリヒリや紫外線の攻撃、枝や虫などから愛犬を守ってくれるのです。

そして、(バカバカしく思えるかもしれませんが)素敵な被毛は彼らの気持ちをも守ってくれるかもしれません。犬は社会性のあるパートナーですから、おかしな格好で笑われるより「かわいいイイコ」と褒められた方が嬉しいはず。毛剃り後のダブルコートの犬が時々話題になりますが(例えばこのTwitter)、「笑い事でなく、虐待」という意見も多く寄せられます。


剃るべきか、剃らざるべきか?どちらの意見もあるようです。愛犬にとっての最良の選択ができるのはご家族ですから、グルーマーさんと相談してベストなお世話をしてあげてください。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Why You Shouldn’t Shave Your Dog In Summer – Dogs Naturally Magazine
[2] shaving dogs with double coats | Albert North Vet Clinic
[3] From A Groomer: 3 Reasons Not To Shave Your Double-Coated Dog – iHeartDogs.com

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