犬の4匹に1匹は夢遊病!? 英国飼い主がみる愛犬の睡眠パターン

サイエンス・リサーチ
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眠っている間に脚をバタバタさせたり、美味しいものを食べるように舌を高速ペロペロさせたり…。犬の睡眠時の行動は、なかなか興味深いものですよね。

そんな可愛い”ねむい犬”に関する調査がイギリスで行われました。27%の飼い主は犬が眠りながら歩いているところを見たことがあるといい、67%は睡眠中に「走っていた」と回答しました。

67%は「愛犬が睡眠中に走っているのを見た」と回答

調査を行ったのは英ペットフードメーカーのWagg。飼い主1000人を対象に、犬の睡眠パターン等に関するアンケートを行いました。飼い主の99%は「犬は鮮やかな夢を見ていると信じている」と回答し、自分は犬の動きを見て「何の夢を見ているか推測できる」と回答しました。

67%は愛犬が睡眠中に、「走っているのを見た」と回答。犬たちは夢の中で、公園にいると推測をしました。また35%は尻尾を振る犬を見たことがあるといい、興奮するような幸せな夢を見ていると回答しています。

声をあげる犬も多く、66%の飼い主が睡眠中の寝言を指摘しました。40%の飼い主は、唸りごえをあげる犬を頻繁に見るとして、他の犬との対立や配達員の訪問を夢見ていると推測しました。

犬の専門家であるロバート・ホワイト・アダムス博士は「人間だと、寝言は睡眠サイクルの夢をみる段階と関連しています。このことを考えると、犬の同様の振る舞いは夢の中でそのような出来事が起こっていることを示しているように思えます」とコメントしています。

知性の高い犬は”夢遊病”!?

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image by Crazy House Capers / Flickr

面白いのは27%の飼い主が、愛犬が睡眠中に徘徊しているのを見たことがあると答えたことです。この調査では夜中の徘徊やいたずらの割合は、知性が高いといわれる働きイヌのコリーやスパニエルに多くみられました。睡眠パターンや夢をみる傾向は、犬種によって異なる可能性があると前出のアダムス博士は指摘します。

調査によって見出された犬種ごとの睡眠傾向です。英国の”ベスト睡眠犬”はブルドッグ。ビーグル、ラーチャー(サイトハウンド内のミックス)、ジャック・ラッセル・テリアが続きます。働きバチのシープドッグは、睡眠成績はあまり芳しくなく、しっかり眠る犬は12%に留まりました。

犬種ごとのリストは以下のとおりです(%は朝までしっかり眠った犬の割合)

  • ブルドッグ(47%)
  • ビーグル(45%)
  • ルーチャー(42%)
  • ジャックラッセル(40%)
  • ラブラドール=ボクサー(37%)
  • スパニエル(36%)
  • ドイツシェパード(34%)
  • ゴールデンレトリーバーとシー・ズー(32%)
  • コリー(30%)
  • テリア(28%)
  • パグ(24%)
  • シープドッグ(12%)

夜中にキッチンを徘徊する犬を発見したことはありますか?もしかしたら彼らは、食べ物を探す夢を見ているのかもしれません。

h/t to Bulldogs are Britain’s soundest-sleeping dogs, study finds | The Independent

Featured image credit Nagel Photography / Shutterstock

犬の睡眠時間〜眠りには何が影響するの?よく寝るのはどの犬種? | the WOOF イヌメディア

日本人の平均睡眠時間は7.7時間。これに対し健康な成犬は12〜14時間眠ります。

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