さつまいも〜便通改善、老化防止にも役立つ甘くて美味しい健康オヤツ

食・フード
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甘くて美味しいお芋だよっ!のサツマイモ。犬に与えてもOKな食材です。加熱して適量を与えるなら、愛犬の笑顔を引き出すことができる、大人気の健康オヤツです。ただし、与えすぎはおデブの元、下痢のもとになりますのでご注意を。

★ トップ写真: なな (左)と、ろく(右)。サツマイモを横目でガン見♡ ©rokusuke.san_ / Instagram

サツマイモは犬に人気の健康オヤツ

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image by tanakawho / Flickr

サツマイモは食物繊維とβカロチンが豊富な供給源。この他、ビタミンC、B6、ミネラル、鉄、銅、マンガンなどが含まれています。甘〜いサツマイモは、飼い主さんと愛犬が一緒に食べられる美味しい健康オヤツです。

しかしサツマイモは犬にとって、生存に必要な食べ物というわけではありません。栄養補給の観点から問題がないものですので、好んで食べないようだったり、下痢や胃の不調を引き起こすようであれば、与えるのは控えましょう。茹でたり蒸したりの加熱調理をした上で、適量を与えるぶんには問題がありません。

期待できる健康効果は?

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image by Daniel Stockman / Flickr

さつまいもには不溶性食物繊維が豊富。便のかさを増し、便通を整える働きや、有害物質を吸着し排泄を促す働き[1]があります。こうした働きは、犬たちの体にも良い効果をもたらします。下痢気味の犬には毒素を取り除き、便秘気味の犬の排便を促すのです。その結果として、体重コントロールや免疫システムを高めるという効果もあります。

サツマイモはβ-カロチンは強力な抗酸化作用を有し、フリーラジカル(活性酸素)を撃退することから、がんをはじめ、心臓、眼、皮膚などの疾患の予防に有用と考えられてい[2]ます。そして傷や病気を癒す効果や老化防止が期待できます。

犬には多くの量を与えることはできないので効果のほどわかりませんが、もし愛犬が好んで食べるようならオヤツとして取り入れるには良い食材であるようです。

与える量はどのくらい?

与える量は、健康な5kgの犬を想定した場合は15gほどというのが一つの目安です。加熱調理をして、食べやすいサイズに切って与えましょう。他に野菜や穀物を入れる加える場合には、全て合わせて1日の食事量の10%を超えないようにしましょう。

気をつけなければならないのはどんなこと?

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image by Rebecca Sims / Flickr

しっかり育ったものを選び、未熟なものを与えないように注意しましょう。

食べやすい大きさに切って与えましょう。早食いワンコさんは飲み込んでしまう恐れがあります。窒息や腸閉塞に繋がることもあります。

加熱調理(茹でる、焼く、レンジでチンするなど)してから与えましょう。調理をすることによって食物繊維を分解し犬にとって消化しやすくなりますし、甘みが増して愛犬の満足をも引き出します。

与えすぎないようにしましょう。体に合わない場合や、与えすぎた場合、ウンチがゆるくなったり、消化不良を起こすことがあります。炭水化物や糖分を多く含むので、長年過剰に与えるなどすると肥満、膵炎、糖尿病の心配もあります。

最初に与える時は、ほんのすこしの量を与えて犬の様子やウンチの状態を確認し、すこしずつ増やしていきましょう

味付けをしたものや、砂糖漬けにしたものを与えないように注意しましょう。自然に近い状態のものでも、ワンコたちには十分なご馳走です。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] 下痢・便秘がある方のお食事 – 国立がん研究センター
[2] β-カロチン(カロチノイド色素)| 特定非営利活動法人日本食品機能研究会
[3] Can Dogs Eat Potatoes Safely? What About Sweet Potatoes?

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