強盗に連れ去られたティーカップ・プードル、9年後に無事の帰宅を果たす

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家に入った強盗は、電子機器だけでなく小さなプードルも盗んでいきました。「もう死んでいるに違いない」…飼い主が諦めていた9年後、小さな老犬は家族のもとに戻ってきました。


2007年8月8日。米カリフォルニア州サクラメントに住むバタース家に強盗が入りました。盗人たちは家の中の電子機器を盗み出し、加えてティーカップサイズの小さなプードル、ジジ(Gigi)をも盗んでいきました。バタースさんは必死に捜索しますが、手がかりすら得られません。家の正面玄関には「探しています。電話をください」と書かれたピンクのポスターが、何年も貼られたままになっていました。

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そして9年後、バタースさんは動物病院から驚くべき電話を受けました。病院に保護されている犬がジジではないかという問い合わせです。13歳になっていた1.8kgの小さな犬は、バタース家からそう遠くない通りをフラフラと彷徨い歩いていたところを保護されたというのです。歯の何本かは失われ、毛はフェルトのように固まっていました。

行方不明になっていた間、ジジがどんな暮らしをしていたかはわかっていません。被毛が絡まった状態で、両耳も感染症に侵されていたそうですから、決して良い状態で飼育されていた訳ではないでしょう。しかし、保護されてから無事の帰宅を果たすまでの彼女は、強い運に恵まれていました。保護をしたハントさんは、深い愛情を持ってジジに接し、一時は自分で引き取ることも考えたそうです。「とても愛らしい子。私自身が引き取る心構えはできていました」

しかし、彼女に愛情を感じる誰かが存在ことを考え、そのまま引き取ることは思いとどまります。動物病院での検査も必要でした。この優しさがマイクロチップ情報の確認につながり、奇跡の再会へと繋がったのです。

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飼い主と犬を繋いだのは今回も、小さな小さなマイクロチップでした。家から離れることになった犬が無事の帰宅を果すために、帰巣本能や嗅覚だけでなくマイクロチップの力を頼みにするのは、やはり良い方法のようです。

優しい保護者のハントさんは、ジジにピンクのセーターをプレゼント。バタースさんにとっては、ジジの帰宅こそが最高のプレゼントになったようです。人の優しさこそが「本当はサンタクロース」なのかもしれませんね♪

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