犬の寿命を延ばす4つの方法

健康管理
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ご長寿ワンコを目指す鍵は、良い食事、適度な運動、健康な歯とスリムな身体の維持、そして定期的な健康診断にあります。

以下に”愛犬の寿命を延ばす”4つの方法をまとめています。極めて普通で「当たり前じゃん!」と言われそうな4項目ですが、これらの基本は確実に、愛犬の命を守ってくれます。

1. 健康な歯を維持する

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image by Susan Schmitz / Shutterstock

獣医師の中には、口腔内を良好な状態に保つことにより、犬の寿命を複数年伸ばすことができるという人もいます。歯垢や歯石を綺麗にすることは、犬の健康を守ることに直結するからです。

口の中を良い状態に保つためには、定期的な歯磨き、噛み応えのある安全なおもちゃを与えること、定期的な歯科チェックが必須です。しっかりと歯磨きをして歯垢を掻き出し、細菌を定着させないことが大切です。歯磨きの主目的は、歯や息を爽やかにすることではなく、細菌を掻き出すこと。歯垢や歯石は食べカスや汚れではなく、ほとんどが有害な細菌ですから、これを定着させないようにしなければならないのです。細菌を放っておくと毒素が身体を巡り、心臓、腎臓、肝臓、さらには脳にも悪影響を与えます。

正しく上手に歯磨きをするために、一度は正しい方法を専門家から学ぶことを強くお勧めします。

2. 適正体重を維持する

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image by cynoclub / Shutterstock

体重の増加は確実に、愛犬の寿命を縮めます。体重と余命に負の相関があることは複数の研究者が指摘しており、体重が約2kg増加するごとに余命が1ヶ月失われると結論した研究もあるのです。肥満が健康を阻害するのは、人間も犬も変わりはありません。

適正体重を維持するためには、犬種・年齢・個体に合わせた健康的な食事と、適切な運動が大切です。年齢を重ねると代謝が悪くなる上に運動量が減ることから太りやすくなるのは人間とおんなじです。食事を変える、上手に運動をさせるなどして、スリムな身体を維持しましょう。とりわけ、生まれつき関節が弱いと言われる犬種のコは注意です。太ってしまうと、関節に大きな負担がかかり愛犬を苦しめることになります。

3. 運動とリラックスをバランスさせる

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image by Susan Schmitz / Shutterstock

ストレスフリーな生活は、愛犬の健康寿命を大きく伸ばします。人間に合わせた生活は、犬にとってはストレスが多いという一面もあります。毎日の運動を充実させることで、犬たちのストレスをぐっと低くしてあげましょう。運動、お散歩、トレーニング、そしてお仕事。日常的に頭と身体をしっかり動かし、毎日を楽しく過ごせるよう工夫してあげましょう。なるべく外気温の快適な時間に外に出て、太陽を浴びて新鮮な空気や様々な匂いに触れさせることが大切です。

また、リラックスできるような環境の整備も重要です。犬が逃げ込める静かで安心できる場所を作り、ときには静かな休息が取れるようにしておきましょう。愛犬がまだパピーで疲れ知らずの遊び好きである場合や、小さなお子さんがひっきりなしにチョッカイを出す環境ならば、ハウスなどに隔離をして強制的にでも休ませるようにしましょう。

4. 定期的な検診とワクチン接種

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image by Tashatuvango / Shutterstock

「1円の予防は100円の治療に相当する」

格言めいていますが、今適当に作りましたすみません。ただ、予防医療の重要性を語るのにはピッタリな言葉じゃないかと思います。愛犬の検診にかかるお金はかなりのものですが、病気になってからの治療費に比べれば安いもの。ましてや、我がコの命を救うお値段と考えれば安いものです。そして実際、予防にかかる費用は治療にかかるそれと比べて格段にお安いものというのは、皆さんご存知のとおり。

人間の病気と同じように、早期発見は治療の可能性を大きく高めます。身体の中で起こっていることは、外から見ていてもわからないものです。犬の平均寿命は平均13〜15歳。驚くべきスピードで身体は変わっているのです。去年の犬は今年の犬とは違います。成犬では少なくとも1年に1回、子犬なら2〜3回の診察を受けましょう。


愛犬の病気は飼い主の不注意で起こるものではありません。大切に育てていても、病魔に襲われることもあるのです。ただ、気をつけてお世話をすることで予防できる病気もあれば、早く発見することも不可能ではありません。

愛犬たちに素敵に歳を重ねてもらうため、是非是非4つの項目を守ってくださいね!

Featured image credit alexei_tm / Shutterstock

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