犬が歩くことを拒否!〜愛犬に何が起こっているの?

お世話・グルーミング
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多くの犬はお散歩が大好き!飼い主さんのお悩みも「リードを引っ張りすぎる」とか、「とにかくクンクンが多くて時間がかかる」など、”嬉しい悲鳴”がよく聞かれます
一方で、全く逆の悩みを抱える飼い主さんもいます。引っ張るのではなく踏ん張る!ブレーキをかけて一歩も前に進んでくれないという犬です。

なぜ彼らは歩くことを拒むのでしょうか。

1. 「疲れた…」「歩きたくない」

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image by Phil Wiffen / Flickr

犬は運動好きで勤勉な友人ですが、疲れることもあれば、ダラけることもあります。一日中外に出て仕事をこなしていたら、「ご近所パトロールしたくない…」という気持ちになってもおかしくはありません。

犬種や年齢によって、疲れの度合いは異なります。愛犬の品種特性や、年齢にも注意を払いましょう。シニアは若い時のように活動できませんし、幼すぎる犬は筋肉が未発達で長時間の散歩に耐えられないのかもしれません。また、週末しか運動をさせないご家庭の犬は、筋力体力が落ちてしまい疲れやすくなっているかもしれません。

2. お散歩に慣れていない

はじめてのお散歩では、外を歩けないコがほとんどです。家では堂々と闊歩できるコでも、経験のない外界に圧倒され、慣れない首輪やリードが気になってしまい、一歩いっぽが重くなってしまうのです。

はじめてのお散歩は静かで落ち着いた場所からスタートしましょう。どんな犬もゆっくりと慣れていくものですから、焦らずゆっくり落ち着いて、愛犬を褒めてあげながら歩みを進めてくださいね。

3. 外が恐い

恐怖は、犬がお散歩(あるいは屋外に出ること)を拒否する大きな理由です。愛犬が突然「お散歩には行かない!」と言い出した場合は、お散歩中に恐怖か痛みか、あるいはその両方を経験した可能性があります。

あなたにとっては日常的な出来事も、犬には恐怖に満ちた経験になりえます。車のエンジンが大きな音を立てたとか、風の強い日にお店の看板がはためいていたとか、子供にいきなり走り寄られたとか、些細な原因を恐ろしいと感じてお散歩拒否に繋がることもあります。また、生後3週齢〜10週齢ごろの感受期(社会化期や臨界期とほぼ同義)に様々なものを見たり経験したりできなかった犬は、新しいものに遭遇することを恐る傾向があります。

この場合は、ほんとうに時間をかけて、外に慣れさせるしかありません。今日は玄関まで、明日は玄関のドアまで、少し進んだら報酬を与えて良い体験を増やしていくのです。このときだけの特別な褒め言葉を使い続けるのも良いですし、お散歩用の特別なオヤツを準備するのも良いでしょう。

4. 不快なものがある(首輪、ハーネス、リード、雨、雨具…)

お散歩グッズが気にくわない!という理由で外に行くことが嫌になる犬もいます。サイズが大きすぎる、小さすぎる、重すぎる、動きを邪魔するなど、重さやデザインによる不快は、犬をお散歩から遠ざけます。

新しいお散歩グッズが気になって仕方ないことは、どの犬でも起こりうることです。しかし、何日経ってもリードを引っ張ったり、ハーネスに噛み付いたりするのなら、少し注意が必要です。お散歩への否定的な感情と結びついてしまうと厄介です。

愛犬にとって安全で軽めで痛みを与えないグッズを選択しましょう。昔ながらの、”トレーニング用”の痛みを与えるタイプの首輪は、犬に苦痛を与えるだけです。柔らか素材のハーネスにかえてあげましょう。

5. 病気や怪我などで痛みがある

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image by François Proulx / Flickr

突然のお散歩拒否で最初に疑うべきは、病気や怪我などの健康上の理由です。

怪我や整形外科的な問題、あるいは運動のしすぎによる筋肉疲労は、歩き方に現れます。脚を引きずって歩いたり、おかしな歩き方をしている場合は、まずは犬を休ませましょう。

そして爪や肉球、指の間などを確認し、怪我をしていないかを確認することです。翌日もまた歩き方がおかしいなら、動物病院に連れて行きましょう。外傷、異物、整形外科的な問題、年齢に関連した痛み、特定のダニ媒介性疾患、癌などさまざまな原因が考えられます。

6. 「帰りたくない!」

「お散歩に行きたくない!」ではなく「帰りたくない!」のパターンです。これらの犬は帰るのを拒否すれば、お楽しみが終わることがないと考えています。

一度や二度なら愉快なものですが、毎日「帰りたくない!」を繰り返されるのは、飼い主さん的にもかなり大変。「お楽しみはもうおしまい」ということを理解してもらわなければなりません。

声をかけたり、引っ張ったりするのではなく、背を向けて無視しましょう。お楽しみ(お友達や、遊んだ公園)から視線を外すよう、別方向に向かいましょう。クリックやオヤツに反応するよう、日頃から訓練しておくことは、この状況の打開に役立ちます。

とはいえ頑固なワンコを立ち上がらせるのは至難のわざです。どの方法もまったく効果がなく、毎日公園出口で1時間過ごすなんてこともあるかもしれません。その場合は一度専門家に相談してみてください。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Why Is My Dog Suddenly Scared to Go on Walks? | PetHelpful
[2] Why is My Dog Afraid to Go Outside? | petMD

Featured image creditMaja Dumat/ Flickr

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