かつては’英国で最も孤独な犬’。今は、家族の愛に支えられる映画スター。
そんな波乱に満ちた犬生を歩むのは、スタッフォードシャー・ブル・テリアのフライア(Freya)です。6年間を保護施設で過ごした彼女は、その間に訪れた18,720の訪問者から’無視された’として英紙に報道されました。’英国一孤独な犬’というあだ名のインパクトもあり、大きな注目を集めたのです。
【諦めない!】18000回拒絶された’英国一孤独な犬’、映画出演と新しい家族を得る | the WOOF
そしてこの報道は、トランスフォーマーシリーズで知られるマイケル・ベイ監督の目にとまることとなります。ベイ監督は「彼女に役をオファーしたい」とtweetし、彼女はこれに「イエス!」と回答。ハリウッドスターへの第一歩を歩むことになりました。
さて今回、我らがフライアの映画撮影の様子が動画で公開されたのでご紹介します。共演はオスカー俳優のサー・アンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)。普通の新人女優なら、大物俳優との共演に怖気づいてしまいそうですが、フライアは興奮したり緊張することもなく、落ち着いた様子で大きく尻尾をフリフリしています。
ベイ監督は動画の中で「最初の映画でサー・ホプキンスとの仕事をすることになった訳だけど、彼女は素晴らしくいい仕事をしたよ」とコメントしています。サー・ホプキンスにもナデナデされたフライアは、見事に役を演じきったようです。
フライアは現在、新しい家族と幸せに暮らしています。報道で取り上げられた頃に’トライアル(保護犬が家族候補と試験的に生活を共にすること)’を始めた彼女。その後、相性バッチリのコリンズ家に引き取られました。
現在は最高にハッピーなフライア。Facebookには、すべてのイヌとニンゲン宛のメッセージが残されています。「どんな犬にも家があるわ。私が証明よ。愛とペロペロを!」
Screen capture from Transformers: The Last Knight | Featurette: “Freya the Dog” | Paramount Pictures International / YouTube
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