ついウッカリはもう卒業〜今日から実践!愛するワンコを守る「医・食・住」についての10箇条

お世話・グルーミング
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目に入れたって痛くない、食べちゃいたいほど愛しいマイ・ワンコ。
そんなワンコをもっと幸せにしたい!と熱望する飼い主さんへ、やってはいけない医・食・住の10箇条をお届けします。

まずは「医」に関すること

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お医者さんに行こう! © Adam Frank / Shutterstock

痛くても苦しくても、ワンコは言葉が話せません。
だから気付いてあげてね、飼い主さん。

1. ワクチン未接種の子犬は外へ出しちゃダメ

好奇心旺盛で元気いっぱいの子犬。そんな彼らがしっぽをフリフリ、外の世界を探検する姿を見るのは飼い主にとって至上の喜び。でも、外には恐ろしい危険がいっぱい!命取りになるパルボウイルス(※)が潜んでいたりもするんです。ワクチン接種が済むまでは、公園デビューはオアズケです。

※ 犬パルボウイルス感染症は、元気・食欲の消失、発熱、顕著な消化器症状を現す。ワクチン接種が有効な予防法である[1]

2. 定期健診サボっちゃダメ

「うちのコ元気、問題なし!それに獣医さんてお金かかるし・・・」 定期検診をおサボりしてしまう飼い主さん、実は意外と多いのです。でも、自己診断は絶対にNG!身体の内部でコッソリと病気が進行していることもあるのです。 ノミやフィラリア対策の薬も冬だからといって勝手に中断してはいけません。冬でも暖かい家の中は、虫にとってのパラダイス。卵と一緒にカーペットに隠れているやもしれません。 そして歯と歯茎の定期的なチェックも忘れずに。歯周病は、心臓病や内臓疾患を発症させ、食べ物を楽しむための歯を失う元凶です。 獣医さんによる定期的な検診は、愛するワンコの長生きに繋がりますよ。

お次は毎日の「食」について

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ごはんだいすき! © Maria Ivanushkina / Shutterstock

我が子かわいさ故についつい・・・が命とりともなりかねません。一度、我が身を振り返って、フンドシを締め直しましょう!

3. 人間の食事はあげちゃダメ

食卓を囲む人間たちを、じぃっと見つめるキュートな瞳。う〜可愛い! でもワンコに負けてはいけません。人間の食事は塩分が多すぎて栄養面でも向かないばかりか、ワンコにとって、猛毒になり得る材料を使っていることがあります。たとえば、玉葱、ニンニク、ぶどう・・・他にも沢山ございます! こうした食物は、下痢、心臓発作、内蔵疾患などの命に関わる症状を招きます。 食事中の飼い主におねだりをする癖がついたりと、お行儀の面でも良いことはありません。 ココロを鬼にしてこらえましょう。

4 欲しがる量をあげちゃダメ

米国では54%以上の犬猫さんが基準よりおデブである[2]という統計もあるほど、ペットの肥満は飼い主さんが最大の注意を払うべき問題。食事の与えすぎは肥満、糖尿病、関節炎等を引き起こす万病の元です。愛犬の年齢、健康を考慮して適量を心掛けて。決まった量を確実に与えるには、計量カップを使うと便利ですよ。 ワンコに減量して欲しい時は、より吟味して栄養バランスに注意します。基本、犬はベジタリアンの食事には向いていません。痩せてほしいからと、野菜オンリーダイエットを続けるのは危険です。

5. ご褒美に大好きなホネ・・・はダメ

砕いた骨が、ワンコの食道や肺に刺さるといった悲しい事故がたくさん起きています。調理されていない生の骨なら大丈夫、という意見もあるのですが、安全性は確かではありません。 愛犬の喜ぶ顔を見たい気持ちはわかりますが、愛してるからこそ我慢ガマン。他に安全で美味しいおやつは沢山あります。

最後は、日々の「住」に関する5つのこと

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たのしいの、だいじ! © Ekaterina Brusnika / Shutterstock

6. ダブダブゆるゆる首輪はダメ

近頃は「おお、オサレ〜!」と驚くようなデザインもあるワンコの首輪。でも、オサレの前に、正しいサイズをしっかりと確認しましょうね。 小型犬は首輪と首の間に指が「1本」、大型犬は「2本」入る大きさがベストだとされています。 キツ過ぎる首輪は皮膚を傷つけたり、クビそのものを絞め上げます。逆にユル過ぎるとワンコが脱走・・・といずれも恐ろしい出来事の原因になりえます。

個体にあわせたものを選択してあげるのも愛情です。たとえばちぃちゃな小型犬のデリケートな首には、軽い首輪をかけてあげましょう。体力の落ちているコにも、あまり重さがあるものをつけるのはかわいそう。引っ張りや飛び出し癖があるワンコには、首輪よりもハーネスがお勧めです。 365日、毎日身に着ける首輪です。「安全&快適!」なものをチョイスしてあげて下さいね。

7. ワンコに“食っちゃ寝”させちゃダメ

実はワンコの寿命にも影響するのが、毎日の運動量です。犬が運動が好きだということは知っていても、運動が彼らにとって「無くてはならない不可欠なもの」であることを理解している飼い主さんは少ないかもしれません。 積極的にお出かけて刺激を与えてあげましょう。 お散歩のときは、決してリードを外さないようにして下さいね。どれだけ愛犬がお利口さんでも、予期せぬ事故はいつも突然起こるもの。 適度な運動はワンコの身体もハートもスーパーハッピーにしてくれますよ。

8. 車の中でも自由にウロチョロ、はダメ

運転していると、たまに窓からワンコが顔を出している車を見かけませんか? 「あら、可愛い♡」と思わず目尻が下がりますが、実はワンコにとってはNG習慣。風に運ばれてモノの破片が目に刺さったり、何かの拍子で窓から飛び出して行ってしまうかもしれません。 楽しい家族のお出かけドライブ、ワンコも大切な乗客の一人(匹?)です。きちんとクレートに入れて守ってあげましょう。

9. ワンコとちびっこを2人ぼっちにしてはダメ

小さな子供とワンコを一緒に遊ばせる時は、きちんと傍で見守ること。ワンコが子供を噛んだりする心配もありますが、逆に子供がワンコに怪我を負わせることもあり得ます。小さな子供は加減がわかりません。お互いの安全のために、油断は禁物。

10. ガミガミばんばん!ワンコを怒鳴ったり叩いちゃダメ

愛犬が粗相した、お気に入りの家具を噛んでめちゃめちゃにした・・・。そんな時、開口一番おおきな声で叱りつけていませんか。 悪い事をした後にお仕置きをする方法では、実は長期的な犬の行動改善は図れない、と言われています。ワンコだって人間と同じ。飴とムチなら、飴がたくさん欲しいんです。たくさん褒めてもらえてご褒美がもらえる方法だと、より大きな効果があるそうですよ。 もし、今までちょっと怒りすぎたかも、、、と思ったら今日からアプローチの仕方を変えてみまししょう。


ワンコの犬生は長くても15年ほど。一緒に過ごせる時間は限られています。 いつもどんな時でも、10000%の愛情をもって接してあげたいものですね。皆さんのワンコさんたちが、Happyで心地よい犬生を送ることが出来ますように!


[1] 田中茂男. (2011). 『犬の医学』. 時事通信社.
[2] Association for Pet Obesity Prevention (APOP)

 
Featured image by Sudarat Thayom via shutterstock

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