【子犬とお父さん】教育パパのジャーマン・シェパード、子犬に厳しい規律を教える

生態・行動
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むむ、この犬。私のことを試しているな…。

そう感じたことがある飼い主さんは、少なくないと思います。

すでに成犬である我が家の愛犬。今でこそ落ち着いていますが、子犬時代にはいろんな物事を試しては「ダメ」と怒られていました。その時は「わかったよ…」という感じで引き下がりますが、少し時間が経つと、もう一度静かにひっそりと「NG行為」にチャレンジをするのです。

例えば畳のお部屋には入っちゃダメと禁じた場合には、ほとぼりが冷めた頃を見計らって畳に肉球の先を乗せ、こちらに確認の視線を送ってきます。試しているのでしょうね…。この時にはしっかりと、一貫した態度でチャレンジャーの行為を止めなければなりません。あの時はダメ、この時はOKと一貫性のない躾をすると犬が混乱してしまい、ルールを覚えることが困難になるそうです。

犬の躾には、「一貫した態度」で「繰り返すこと」が最も重要(そして難しい)なのですね。

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さて、子犬は親犬に対しても同様に、「規律が続いているかを調べる行為」をするとのこと。子犬たちに規律を教える重要な役割を担っているのは、お父さんなんだとか。生まれてからすぐの時期(8週めくらいまで)は、新生児として完全なる自由を謳歌してなんでも許されますが、8週を超えた時期から社会性を身につけるために、厳しい指導が行われるのだといいます。

有り余る体力で遊びに全力投球する子犬たちですが、遊戯を始め終わらせるのは親犬(父犬)。遊びの中で子犬たちは、遊びの方法や力加減だけでなく、権威や秩序を学んでいきます。子犬たちが言いつけを無視すると、時には首や背中をくわえるなどの罰が与えられます。動画のお父さんもそうですが、その様子は結構怖いし厳しいもの。こんな勢いで怒られたら、さぞかしションボリだろうと思いきや、

子犬、堪えてない!

怒られても怒られても、果敢に「遊ぼうよぅ〜。ねぇいいでしょぉ〜」とお父さんにちょっかいを出して、グワァッやかましいっ!と怒られています。空気とか、読まないんだな(当たり前)。

何度もなんども繰り返される子犬の挑戦。そてに対して一貫して渇を入れるお父さん。犬育ての見本を見せてくれるのは、やっぱりワンコなのかもしれませんね。

Featured image credit Judy N / Flickr

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