the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、行方不明になっていた犬の救出に成功した新人レスキュー・ドッグ ティノのお話です。これは約16ヶ月の訓練を終えた彼の、最初の救助ミッションでした。
ワシントンに住むグレート・ピレニーズのパピーは、木曜日の午後に家族とはぐれて迷子になってしまいました。
11歳になるパピーは、乗馬を楽しむパパとママ、そしてお嬢さんのお供で森へ向かいましたが、途中で離れてしまったのです。
家族は必死に捜索しますが、パピーは見つかりません。パニックになりながら助けを求めたのは、迷子犬の捜索を専門とする団体のThree Retrievers Lost Pet Rescueでした。
団体は早速捜索を開始します。パピーの失踪から40時間が経過した土曜日午前5時、捜索隊は出発します。そして、この中にいた新人レスキュー・ドッグのティノが、パピーを発見するという大活躍をみせてくれたのです。
ティノはパピーの匂いの跡をたどり、森の奥深くへと進み、家からもトレイルからも離れた場所で、泥まみれになったパピーを発見しました。泥だまりに脚をとられたパピーは、70kgという体重もあってズブズブと沈んでしまい、動けなくなってしまったのです。
泥の中から救い出されたパピーの脚は、救出直後は動かすことができないほどに、冷たくこわばっていました。長時間の泥だまりでの拘束は、老犬には厳しいものだったのです。
救助が遅れていたら、パピーの健康は損なわれていたかもしれません。またティノの活躍なくしては、パピーを見つけ出すことは不可能だったかもしれません。「我々だけなら、道を大きく外れていたパピーを見つけ出すことはなかっただろう。ご存知だと思いますが、ここは広大な原生自然が維持されている場所ですから。おそらくはパピーを見つけることはできなかったと思います」
帰りの道すがら、脚を動かせるようになったパピーは、お風呂につかってスッキリしたあとは、家でゆっくりしているそう。
最初のミッションで困っている同胞を助けることができたティノには、賞賛と将来を期待する声が集まっています。今後もきっと、たくさんの犬猫や他の動物を、探し出して助けてくれることでしょう。
h/t to Search dog rescues dog trapped mud for two days | Q13 FOX News
Featured image creditThree Retrievers Lost Pet Rescue/ facebook
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