the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日はカナダはバンクーバーから、スクールバスに乗り込み中学校へ向かったブルテリアのお話です。
今日の主役は、バンクーバーに住むブルテリアのアマヤ(Amaya、1歳)。いつもの朝と同じように庭で遊んでた彼女は、いつもの朝とは異なり、呼んでも家に戻ってくることはありませんでした。
必死に探しても、庭にアマヤの姿は見つけられません。代わりに家族が発見したのは、フェンスの一部が完全に壊れていたことでした。数日前にこの地域襲った嵐は、アマヤが脱走できるほどの大きな傷を、庭のフェンスに残していたのです。驚いた家族は近所の捜索を始めますが、やはりアマヤを見つけるには至りませんでした。
一方アマヤはその頃、悠々自適なバスの旅を楽しんでいました。スクールバスに乗り込んでいたのです。運転手のヘイマンさんがバスのドアを開けた時、乗り込んできたのが白いブルテリアのアマヤでした。
「気づいた時には、彼女はバスの後部にいました」とヘイマンさん。「バスから降ろそうとしたけれど、ダメだった」
A lost dog rode a school bus around Vancouver this morning https://t.co/LUKX2Qg4l7 pic.twitter.com/fv1KAGF2Jb
— The Oregonian (@Oregonian) 2017年2月1日
犬を道に放り出すより、学校に向かう方が良い…そう考えたヘイマンさんは、そのままバスを走らせます。何と言っても、子供達を中学校に送り届けなければなりません。ヘイマンさんは学校側に事態を報告し、準備を促しました。
アマヤは、4分ほどのドライブを大いに楽しんだそうです。「彼女は座席に座り、前を向いて、前の座席に脚をかけていました。まるで「ここは私の席よ」って言っているみたいだった」とヘイマンさん。「彼女は吠えて騒いで。すごく楽しそうでした」学校に到着した後も、アマヤは自由に遊びまわり、周囲を大いに困らせたようです。
ようやく捕獲された彼女は、校舎内に拘束されたのち、アニマル・コントロールに引き渡されました。
IDもマイクロチップも装着されていない彼女でしたが、アマヤ失踪の報告先と保護施設が同じであったため、すぐに家族と再会できる運びとなりました。
群の動物管理官であるクラフ氏は、この’事件’はIDタグやマイクロチップの重要性を知ってもらう良い機会だとコメントしています。家族はアマヤを迎えに行ったその足で、マイクロチップの装着に向かったそうです。
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