the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界のイヌニュース。今日は、米テネシー州から届いた犬とアヒルの友情のお話です。親友を亡くし、孤独な日々を過ごしていた老犬が、新たな友人を得て元気を取り戻しました。
ふらりと現れて、犬の側を離れなくなったアヒル
米テネシー州にあるコリトンという町をゆったりお散歩するのは、犬のジョージ（George）と友達のアヒル。まるで童話の一シーンのように、二匹は穏やかで暖かい時間を過ごしています。
アヒルがジョージの前に姿を現したのは、つい最近のことです。知り合って間も無い2匹ですが、周囲が驚くほど急速に心の距離を縮めました。2年前に親友のラブラドール・レトリバー、ブラッキー（Blackie）を亡くし、孤独な日々を過ごしていたジョージ。食欲も落ち、不安に悩まされていました。自身の身体を舐めたり噛んだりする自傷行為によって、皮膚疾患もみられたそうです。
そんなある日、ジョージの住む家にふらりと現れたのがこのアヒルさんでした。アヒルはジョージのそばを離れず、ジョージもアヒルのことが気に入ったようで、たくさんの時間を一緒に過ごすようになったのです。
ベッドも貸すよ！犬のおもてなしは最高レベル
突然の訪問者を、ジョージは大歓迎しました。自分のベッドを貸してあげたり、くちばしを休める場所として脚を提供してあげたり。ちょっと気難しいジョージですが、アヒルへのおもてなしは最高レベルです。
飼い主のジャッキーさん（Jacquie Litton）は、「ジョージは彼のことを愛してる。友情が芽生えたのね。アヒルによくしてあげているわ」
孤独なジョージの心を癒したのは、真っ白で大きなアヒルさん。「アヒルが現れてから、ジョージは元気になった。クンクンと悲しい声を上げなくなったわ。彼らは全く違う種の動物だけど、お互いを仲間と認めているようね」。ジャッキーさんら家族もアヒルを暖かく迎え入れ、水浴び用のタライも用意してあげたそうです。
犬が他の犬や人間に対して愛着を持つこと、そしてこの状況が崩れた時に激しく動揺することはみんな知ってるよね。犬生の変化にうまく対処する犬もいれば、患ってしまうコもいる。ジョージはきっと愛情深いワンコで、喪失を受け入れることが難しかったんだね。
アヒルとの友情がジョージの元気の源になってくれればいいなぁと思う。あとは、現れた時のように突然いなくならないでくれればいいなぁって、ライチは思いました。
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