ペットを巡るトラブルって、気になりますよね。私などは気が小さいので、お散歩中に他のワンコに噛み付いたらどうしよう、いやいや、もし小さなお子さんに怪我をさせてしまったら…、などと心配が絶えません。

日々の暮らしに潜む問題もさることながら、譲渡という一大イベントを巡って起こるトラブルはさらに深刻そうで大変そう。この「譲渡」を巡るトラブルについて、事前防止の方法やトラブルになってしまった場合の解決方法を提案するためのシンポジウムが2016年2月24日（水）、東京都目黒区で開催されます。

行政書士ADRセンター東京「ペットトラブルシンポジウム」

「ペットトラブルシンポジウム 〜 ペットの譲渡を巡るトラブルをADRで解決！ 〜（後援　法務省、東京都、目黒区）」を主催するのは行政書士ADRセンター東京さん。

ADRってなんやねん、また怪しいアルファベットだよ！と思ったあなたのために解説しよう。ADRはAlternative Dispute Resolution （裁判外紛争解決手続）の略語で、「訴訟手続によらずに民事上の紛争の解決をしようとする紛争の当事者のため、公正な第三者が関与して、その解決を図る手続」（裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律第1条）とされており、仲裁手続や調停手続などがこれにあた」るんだって[1]。

ペットの譲渡を巡っては、譲渡元と譲渡先とで条件が折り合わなかったり、譲渡を受けたペットが病気にかかっていたり、譲渡時に約束した条件と実際の飼育環境が異なっていたりなど、さまざまなトラブルが起きているのだそうです。新しい家族を迎えるタイミングでのトラブルは、できることなら避けたいものですよね。譲渡の現状やトラブルの実態、トラブルの回避方法や解決方法を知っておくことは、ペットとの暮らしを穏やかかつ迅速にスタートさせる力になってくれそうです。

模擬調停もある、シンポジウムの内容

参加費無料の「ペットトラブルシンポジウム」。平日夜間の開催なので、お勤めの方や日中予定が入っている方でも参加できちゃいます。

二部構成になっていて、第一部は「ペット譲渡に関する専門家による講義」として、ペット譲渡の現状やトラブルの実態、トラブル予防回避策などについての講義が行われます。登壇するのは、東京都動物愛護相談センター 多摩支所 村田 有紀氏、ハナ動物病院 院長 太田 快作氏、行政書士ADRセンター東京 センター長 光永 謙太郎氏です。

そして第二部にはなかなか興味をそそられます。なんと「ペットの譲渡を巡るトラブルをテーマにした模擬調停」が行われるのだとか。調停って、公開されるものではないから、興味はあっても見学（?）することができるものじゃありませんよね。どのように進められるのか、どんな雰囲気の中で行われるのか、知っておいて損はないように思います。

お申し込みは行政書士ADRセンターのWebから。

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◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] ADRとは | 行政書士ADRセンター東京
[] 行政書士ADRセンター東京は、2016年2月24日（水）、「ペットトラブルシンポジウム」～ペットの譲渡を巡るトラブルをADRで解決！～を開催いたします。 | 東京都行政書士会 | プレスリリース配信代行サービス『ドリームニュース』

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by 古木 裕康 こんにちは、行政書士の古木裕康です。 企業からの法務手続きを主な専門としていますが、お付き合いのあるクライアント様から家庭にかかる法務手続きのご相談を頂くことがあります。最近は、ペットに関するご相談も少なくはありません。