セロリ〜カロリーが低く栄養価が高い健康オヤツ

食・フード
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カロリーが低く栄養価が高いセロリは、犬にとっても魅力的な健康オヤツ。スティック状にして手で持って与えれば、噛みごたえのあるコミュニケーションオヤツにもなります。

セロリに含まれる栄養素

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image by Travis Blessing / unsplash

古くから薬草や香料として重宝されてきたセロリ。脂肪やコレステロールが低く、食物繊維はたっぷり含まれています。

ビタミンA、B6、C、Kなどのビタミン類、またミネラル類も豊富です。

ビタミンAとビタミンCは強力な抗酸化物質の源となり、ビタミンCとパントテン酸のコンボは、皮膚の状態を良好に保つのに役立ちます。カルシウムおよびリンは、骨や歯を健康に保ちますし、マグネシウムは筋肉や神経機能を助けます。

食物繊維および含水率が高いのも、大きな魅力の一つです。便秘ワンコの便通をスムーズにするのに一役買ってくれるでしょう。

犬についての効果は十分にわかっているものではありませんが、セロリには血圧上昇の抑制や、がん予防に効果があるとも言われています。セロリに含まれるフタリド(独特の芳香をもつ植物化学物質)が動脈壁の組織を弛緩させる働きをして、血流を増加させ血圧を下げる働きがあるというのです。また、セロリやパセリに含まれるアピゲニンというフラボノイドは、がん細胞の増殖を著しく阻害する可能性があることが分かっています。

独特の香りはイライラを抑える効果があると言われますし、犬の口臭予防になるとも言われます。

どのくらいの量をどのように与えたらいいの?

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image by Seth Doyle / unsplash

硬い筋を取ってからみじん切りにして与えましょう。スティック状にして噛み噛みオヤツとして与える場合は、飼い主さんが手に持って与えるなど、窒息の危険を避けなければなりません。

硬い部分を除けば、葉も茎も与えることができます。生のままでも炒めても、レンジでチンしてもOKです。

与える目安は5kgの犬で30g程度です。毎日ではなく時々与えるおやつとして、一日の食事量の10%を超えないように抑えてあげましょう。

犬にセロリを与えるリスク

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image by Ricardo Velasquez / Flickr

セロリには多くの栄養素が含まれており、犬の健康への効果も期待できますが、フードの代わりや薬になるものではありません。獣医による特別な指示がない限りは、食事代用品としてではなくオヤツとして与えるべきです。

セロリには犬の口臭や表面上の汚れを取る効果が期待できますが、犬を悩ませる歯周病の原因(歯垢や歯石)を取り除くものではありません。あくまでも噛む楽しみと、食後のすっきり感を与えるものと認識しましょう。

大きなセロリをそのまま与えるのは、窒息リスクがあり危険です。とりわけ小型犬に与えるときは、目の届く場所で食べさせるなどの配慮をしましょう。

他の野菜と同様に、食べさせすぎと消化不良や下痢、嘔吐の原因となります。犬は「肉食に近い雑食」ということを忘れず、常に少なめの量を与えるようにしましょう。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Can Dogs Eat Celery?​ – American Kennel Club

Featured image creditMarko Blažević/ Flickr

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