水分を多く含む低カロリー食材、レタス。栄養価は高くないため、フードと一緒に与えるようにしましょう。暑い時期の水分補給にぴったりです。

レタスに含まれる栄養素

レタスは重量の95％が水分です。β-カロテン、ビタミンA、C、Eなどのビタミン類や、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラル分、食物繊維などが幅広く含まれていますが、含有量は少なく、健康上の利点はごくわずかです。もしかしたら食物繊維が便秘を緩和や、血圧の安定、腸の働きなどに良い影響を与えているかもしれませんが、極めて限定的です。

栄養補給というより水分補給のため、あるいは犬の喜びのためと考えて与えると良いでしょう。

どのように与えればいいの？

お水をあまり飲まないコには、フードと一緒に食べさせることで水分補給ができるメリットがあります。

葉を水洗いしたら、食べやすい大きさに千切って与えましょう。生で与えることもできますが、さっと蒸した方が消化しやすくなり、栄養素の吸収も良くなります。小さく刻んで肉類とあわせて炒めても良いでしょう。

トッピングとして与える時は、オリーブオイルやココナッツオイルをちょっと垂らしてサラダ気分を（飼い主さんが）味わうのも良いでしょう。なお、ドレッシングやマヨネーズがついているレタスはNGです。

注意すべきはどんなこと？

水分が多いため、体を冷やす効果も高いというのは覚えておきましょう。体の弱いコ、お腹の弱いコ、シニア犬は、蒸したものを与えた方が良いでしょう。

レタスは、犬が食べても悪影響を及ぼす食べ物ではありませんが、犬は人間のように野菜を消化できる訳ではありません。大量に摂取すれば、便秘になる恐れがあります。また、個体によっては嘔吐や下痢など体が反応してしまうこともあります。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Is Lettuce Safe for Dogs? Can Dogs Have Lettuce?