最初から最後まで、どこをとっても笑えるお話です。米ノースカロライナ州ベルモントに住むゴールデン・レトリバーが、自力で犬のデイケアに向かい、自力でチェックインしました。
自力でデイケアにチェックインしたゴールデン
ゴールデン・レトリバーといえば、鷹揚で穏やかな性格で人気のワンコ。人懐っこく、遊び好きで楽しいことが大好きという性質です。
その代表選手とも言えるのが、ノースカロライナ州に住むライリー（Riley、5歳）。とにかく遊ぶことと楽しいことが大好きな男の子です。ある日、ご家族が留守にしている間に家から抜け出し、”楽しいこと”が待つ犬のデイケアに自力でチェックインしてしまいました。
お母さんのモステラーさん（Tonia Mosteller）によれば、その日の朝にデイケア帰りの犬グループと鉢合わせしたとのこと。ワンコ達が楽しそうにしていたのか、犬にしかわからない会話があったのか、ライリーは（羨ましさからか）一日中クンクン鳴いていたそうです。そしてモステラーさんがランニングに出たその隙に、ライリーは意を決して裏庭ゲートの掛け金を外し、目指す場所である”Happy Dogs Daycare”へと向かったのでした。
馴染みの犬が、入れて欲しそうに座ってる！
ライリーにとって”Happy Dogs Daycare”はお馴染みの場所。毎日のお散歩でよく通りかかる場所だし、時には立ち止まることもあったそう。モステラーさんはCNNに「ライリーは町のことをよく知っているの」と語っています。道はしっかりと覚えていたのでしょう。
デイケアのスタッフにとっても、ライリーは馴染みの顔。何度か利用したことがあったようです。そしてその日スタッフは、入れてくれるの待つかのように外に座っている犬を発見したのです。「あ、ライリーだ！」ということで、チェックインに成功したライリーは無事に楽しく遊ぶことができたようです（写真）。
ちなみに、その日の利用料は「もちろんタダ」とのこと。犬自らに選んでもらえるなんて、犬デイケアとしては嬉しいことですよね。
ライリーだけじゃない”ひとりでできるもん！”な犬
さて、自らの意思で行動してしまうワンコは、ライリーだけではありません。2015年1月には米シアトルに、自力でバスに乗ってドッグパークに通う犬（エクリプス、ラブラドール・レトリバーとブルマスティフのミックス）がいると話題になりました。エクリプスは人間と同じように席に座り、外の風景を見て目的地で降車していくそう。
飼い主さんも含め周りの人は、公共交通機関を利用するときはリードの繋がれていること、そしてもちろん飼い主が一緒であることが必要であることは理解しつつも、エクリプスのバス利用を歓迎しているようです。
体内に自然の羅針盤を備えている犬たちですから、（冷静な時であれば）自力で目的地に到達することは難しくないのかもしれません。驚くべきは、遊ぶことに対する彼らの情熱なのかも。要求に応えるばかりではいけませんが、Noばっかり言い続けると、「一人でできるから、もういい！」と家出されちゃうかもしれませんね。
h/t to Dog runs away, checks himself into day care – CNN.com
Featured image credit Happy Dog Cafe Daycare
シャワーを浴びたらタオルで拭かなくちゃ〜お風呂だってひとりで平気！自立心旺盛なワンコ【動画】 | the WOOF
お風呂やシャワーといえば、普通のワンコにとっては憎むべき最大の敵。逃げ出したり、徹底抗戦の構えをみせるコは多く、各種メディアでの格好のネタとなっています。 しかし、ロスアンゼルスに住むブレイディさん（Brady, 4ヶ月、ゴールデン・レトリーバー）は、シャワーが嫌いじゃないようです。
