目力でアヒルを制御〜ボーダー・コリーの牧羊技術がすごすぎる

びっくり
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賢くて働き者。ドッグ・スポーツでも大活躍の犬といえば、ボーダー・コリー。「イギリス原産の牧羊犬のなかで最も作業能力が高い」といわれるほど優秀なワンコさんです。

ボーダー・コリーはケネルクラブなどで「ハーディング(JKC分類では1G 牧羊犬・牧畜犬)」というグループに分類されます。ハーディングとは、個々の動物をひとまとめの群れにしたり、グループを維持したり、そしてグループを移動させたりする行為のこと。牧羊犬はこのハーディングの技術をもって、羊たちの群れを管理するのです。

ボーダー・コリーのハーディングは、動物の前で構えて”strong eye”と呼ばれる目を使って、動物の動きを変えたり止めたりするところに特徴があります。通常は背後から追い立てて群れを前進させますが、好ましくない動きをしたときや方向を変えたいとき、ストップさせたい時は前に移動して”目力”で動きを制御するというわけです。

上の動画は2匹のボーダー・コリー(LassとCelt)がアヒルの群れを管理し、ケージに追い込むまでの一部始終を撮影したもの。口笛の指示にきっちり従い、いうことを聞かない最後のアヒルさんを追い詰める様子がしっかりおさめられています。

そしてこちらは、トレーナーのChad Collinsさんによるハーディング・トレーニング動画です。アヒルたちは3匹の犬によって、様々な障害(フラフープ、お嬢さんの作ったブリッジ)をこえるよう追い立てられるのです。

犬もアヒルもお嬢さんも、みんなすごいよね。

さて、ボーダー・コリーといえばもう一つ、姿勢を低くして足をあまりあげずにそーっとそーっと移動する”sneak(スニーク:こっそり動く)”という歩き方をすることでも知られています。

これも動物を群れとして管理するために磨き上げられた技術なのでしょうか。忍者歩きのときと全力で走り出したとき、全くスピードが違うのには驚かされます。

Featured image creditThe Collie Walk – YouTube

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