スーパーボウルといえば毎年2月上旬の日曜日に行われるNFLの優勝決定戦。試合もさることながら、ハーフタイムショーやCMなどにも注目が集まる人気コンテンツです。
この裏番組として絶大な人気を集めているのがアニマルプラネットで放映される『パピーボウル』です。第12回となる今年のパピーボウルは、スーパーボウルと同じ2月7日に開催。84匹のパピー選手が全米44の保護施設から結集。わんわんチーム(Team Ruff)とふわふわチーム(Team Fluff)に分かれて、バウバウしたりペロペロしたりの激闘を繰り広げます。
Posted by Puppy Bowl on 2016年1月14日
活躍するのはワンコたちだけではありません。ハーフタイムショーで華麗な演技を見せるニャンコたちをはじめ、盛り上げ役として登場するその他の動物たちも注目です。過去には、発電担当としてハムスターが、ツィート担当として鳥さんが、そしてチアリーダーとしてペンギンやヤギ、ハリネズミなどが登場しています。今年はどんな動物たちが試合を盛り上げてくれるのでしょうか。楽しみですね!
※残念ながら日本での放送は未定。動画はアニマルプラネットのWebページで楽しんでくださ〜い!
この人気コンテンツ「パピーボウル」がヴァーチャルリアリティを採用。パピーたちの雄姿を、フィールドの中心から360度グルグルと楽しむことができちゃうのです。テクノロジーの正しい使い方ですね!
以下の、練習試合の動画で試してみましょう。デスクトップPCなら、動画の画面をつかんで上下左右に動かしてみてください。スマートフォンやタブレットなら、最新版のYouTube appから見てね。同じく掴んでグリグリすれば、360度どんな角度からも試合風景がみられます。
ワンコやニャンコの大活躍が見られる『パピーボウル』ですが、実はこれ、ペットの里親になることを促すための啓蒙コンテンツでもあるのです。ネガティブな印象を持たれがちな保護犬たちが、他の犬と少しも変わらず、可愛らしくて素晴らしいコたちであることをアピールする場になっています。活躍するほとんどの動物たち(ペンギン以外の選手犬や裏方を務める動物たち)は引き取ることが可能であり、Web上には選手犬の情報のほか、彼らを輩出した保護施設の情報、里親になった方の体験談なども掲載されています。
放映時間は3時間。となると、気になるのが動物への配慮という点ですが、今回で12回目となる「パピーボウル」はこの点でも進化を続けています。2014年には、撮影は3日にわたって行われ、すべて獣医師とThe American Humane Asociation(AHA アメリカ人道協会)らが見守る中で行われたそうです[1]。また、20分ごとに休憩時間が設けられ、動物たちの疲労やストレスを最小限にとどめるための配慮がなされています。2007年に約30名だったスタッフの数も、現在では100名近くとなり、一層の改善の努力が続けられているのだといいます。
カワイイだけじゃない『パピーボウル』。残念なことに日本での放映は予定されていないようで、3時間ぼんやりと見惚れ続けることは無理そうです。しかし、アニマルプラネットのWebには「これでもか!」と言わんばかりの大量の関連コンテンツが掲載されているので、そちらを連続再生することならできちゃいますぜ。Yeah!
疲れた、やる気ない、心が折れた。そんな時にはパピーたちの奮闘を見て、気持ちを奮い立たせてくださいね!そして、動物と共存することや里親になるということについても考えてみてください。
パピーボウルについて予習したい?それならこちらをどうぞ。
予告動画です。興奮しますね!
Featured image from Puppy Bowl XI Ends in a Thrilling Touchdown | Puppy Bowl XI – YouTube / Shutterstock
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] 撮影時の動物への配慮についてはdog actuallyに掲載されたガニング亜紀さんの記事『映画賞の季節、スクリーンの中の犬達』
を参照されたし♡
[2] Puppy Bowl – Wikipedia, the free encyclopedia
心がささくれ立ったときにどうぞ〜パピーたちのはじめてのお風呂 Puppies’ First Baths【動画】 | the WOOF
誰にだって「はじめて」のときはある。 パピーがはじめてお風呂タイムを迎えるときの動画です。やだこれカワイイ、以外の感想はありません。