「惚れてしまうやろ〜！」とちょっと懐かしの決め台詞を思い出してしまった心温まるお話。バチェラー・パーティの参加者が迷い犬に心を奪われ、彼女と彼女が産み落とした仔犬７匹の計8匹の里親になったのです。

バチェラー・パーティといえば、「独身最後の遊び納め」として羽目を外すのがお約束。Wikipediaにはストリップ鑑賞が伝統であるとの記述もあるほど、セクシー女性と切っても切り離せないイメージのあるもの。しかしそミシガン州に住むクラドックさん（Mitchel Craddock）とその家族や友人は、テネシーの森でのパーティを開き、もう少しナチュラルでアットホームなパーティを開くことにしたのです。そして、会場となったキャビンの玄関を訪ねたのは’お約束’のセクシー美女ではなく、素敵な目をした母犬だったのでした。

「ベーコンをね、ドアを開けて焼いていたんだよ。それで気づいたら、犬が玄関のところに座ってたんだ。入って来ようとはしなかった。ただ、そこに座ってた」クラドックさんはABC Newsに語っています。「可愛い犬でね。僕たちのことを信頼するようになると、本当に可愛くて。近寄ってきて尻尾を振るようになったんだ」

その「可愛い犬」は、ひどい脱水症状と栄養失調でしたが、食事と水を与えると元気を取り戻し、「お乳が出るようになった」のです。お乳が出るということは、出産からまだ日が浅いはず…。そう考えた彼らは森での捜索を開始し、大きな穴の中にうずくまる7匹の子犬を発見したのです。「僕たちは子犬を抱き上げ、1匹1匹、彼女の前に並べた。彼女は子犬たちに鼻をよせ、少し何かを確認した後、そして僕たちに向かって「わかったわ。あなたたちを信頼する」っていう視線を向けてきたんだ」

子犬たち、そして母犬の8匹は、シャワーとノミ取りは必要でしたが非常に健康でした。そして彼らはそれぞれ、新郎とその家族・友人の元に引き取られるという幸運にも恵まれました。新郎らはいわゆる「地元の友達」。8キロ圏内に暮らしているそうで、家族で集まってガブガブ遊びをすることだって、日常的にできる距離です。

「バチェラー・パーティのために、結構な’ビール基金’を集めていたんだけどね。（パーティが終わる）三日目には、’ドッグフード基金’に変わってたよ」

新婦となる女性は、パピート婚約者を大歓迎。「僕は、ラブラドールと一緒に彼女にプロポーズしたからね。「人生の一大イベントになると犬が出てくる」って、ジョークを飛ばしてるよ」

惚れてしまうやろー！

All images from Tennessee Mutt Puppies / Facebook

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