the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、英イースト・サセックス州に住む大型ハーレーのお話。同居猫が大の苦手な彼は、非常にストレスの多い日々を送っているようです。
イギリス南東部のイースト・サセックス州ニュー・ヘブンに住むハーレー(Harley)は、体重28kgほどの大きなラーチャー[※]。後ろ脚で立ち上がると、175cmほどの飼い主の肩に前脚をかけることができるほどの大きさです。
※ラーチャーとは、サイトハウンド内もしくはその他の犬種の混血の犬のこと。多くのラーチャーは、グレイハウンドの血を引いている(参考:wikipedia)
とても立派な体格を持つハーレーには、苦手とする存在がいます。同居猫のアーチー(Archie、茶トラ)です。ハーレーは、体重で言えば10分の1ほどのアーチーをひどく恐れ、分離不安のような症状を見せるようになったのです。
オーナーのタップさん(Marcia Tapp)によれば、どうやらハーレーはアーチーから執拗ないじめを受けているようなのです。アーチーが近くに来るとハーレーの視線は泳ぎ始め、白目を向きくなどストレス表情を浮かべるのだといいます。
同居動物との相性が合わないというのは、どの家庭でも起こりうること。愛護団体などで”トライアル(引き取り前のお試し期間)”が設定されるのは、同居動物間の相性を確認するためでもあるのです。当初から相性が悪く、トラブルが予見されるなら対処もできたかもしれません。しかし今回はちょっと特殊なケースだったようです。アーチーの’猫格’が激変し、犬をいじめるようになるなど、予想のしようもありませんからね。
以前の2匹は、まあ良好な関係を築いていたようです。しかし、アーチーが失踪し、3ヶ月後に戻ってからは様相がガラリと変わりました。戻ったアーチーの人格、というか猫格が大きく変わっており、ハーレーに冷たく当たるようになったそう。「何だかわからないけれど、アーチーはただただハーレーのことが嫌いみたい。ちょっといじめているみたいだし。アーチーはわざとハーレーの近くや隣に座ったりするのよ」と飼い主のタップさん。「ハーレーが廊下を歩くと、アーチーが通せんぼをすることもある。アーチーはいつも、目を飛び出させんばかりの怯えた表情をするわ」…怖い。
Family dog is living in fear after he is repeatedly BULLIED by pet cat https://t.co/rghgFpVUYN pic.twitter.com/ih14COl3mY
— Daily Mail U.K. (@DailyMailUK) 2016年12月2日
最近のハーレーは、ひたすらタップさんの後をついて回るようになっているのだとか。タップさんの姿が見えなくなると鳴き声をあげるなど、少し心配な様子も見せています。救いは、もう2匹の同居猫の存在です。オジーとベティという猫がいて、とりわけオジーとは友達関係にあるとのこと。くっついて寝ることもあるこの友達は、アーチーから守ってくれることもあるのだそうです。
アーチーさえいなければ、非常にのんびりとした犬だというハーレー。時が解決してくれるのかはわかりませんが、2匹の関係がなんとか上手くいくことを願わずには入られません。
Featured image credit dixie wells / Flickr
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