愛犬が家を飛び出してしまったら…。想像するだけで恐ろしい犬の脱走は、少なくはない出来事です。
家族が大好きな犬も、家からの脱出を図り逃走することがあるのです。犬たちが家から逃げ出す理由についてまとめてみました。
理由1:退屈で孤独だから
お散歩もなく、お留守番ばかりさせられている犬は、退屈や孤独を感じるものです。ストレスを和らげるため、孤独を紛らわせるため、友達を探すため、面白いことを見つけるために、隙を見つけて家から飛び出すことがあります。脱走したら好きな場所を自由に探索できると覚えてしまうと、逃げ出すことが報酬となり、何回でも家を飛び出すようになってしまいます。
対策:愛犬に十分な刺激を与えていないと考えるなら、リードを持って愛犬と外に飛び出しましょう。犬種に合った適切な運動をすることが、脱走による悲劇を防ぐ最も簡単な方法です。
理由2:お家に帰りたい
旅に出たときや第三者に預けるときなどに覚えておきたいのが、犬は馴染みのモノや場所を好むということです。ふとした拍子に家族と離れたように感じてしまい、走り出して家を目指すことは、十分に考えうるシナリオです。愛犬を新しい場所に連れて行くときには、ご自身はもちろん、家族や預け先にも細心の注意を払うようお願いをしておきましょう。
対策:旅行に行くときやホテルに預けるときなどには、家を感じられるような身近なアイテムを持ち込みましょう。毛布やオモチャ、あなたのTシャツや枕カバーなど、ニオイがしっかりついたものが近くにあれば、愛犬が脱走する必要性は大きく低下することでしょう。
理由3:本能に従っている
"Chill my dog can't get out of the gate" 😂 pic.twitter.com/EPIwV3Yy8B
— ㅤㅤㅤ (@georwoods) 2017年1月21日
犬は社会的な生き物です。孤独な時間が長く続くと、誰かと触れ合いたいという欲求を満たすために、家を飛び出すことがあります。また、狩猟を仕事としてきた犬たちは、獲物を捕らえようという本能に抗えなくなることがあります。窓から見える鳥や自転車、ボールや車は、彼らにとっては捕らえるべき獲物に見える可能性は十分にあります。そして性的魅力を振りまく異性を求める欲求も、彼らを外へと駆り立てます。
対策:孤独な時間を減らすこと、そして友達と遊ぶ時間を作ってあげることが、最良の解決方法です。犬の幼稚園などを利用して、社交への欲求や運動欲求を満たしてあげましょう。また、異性を求める衝動を抑えて脱走リスクを最小にする方法は、去勢や避妊です。愛犬にとって最も良いと思われる方法を選択してください。
理由4:恐怖から逃れようとしている
パーティの時の大きな音。恐ろしい音を響かせる花火や雷。犬たちは大きな音から逃れようとして、家から飛び出してしまうことがあります。不意の大雨や明るい光、地震などの予期せぬ出来事を前にすると、犬は安全な場所に隠れたい衝動に駆られます。
対策:パーティや花火大会など、愛犬が苦手とするイベントなどが分かっている場合は、騒音を最小限に抑えるために窓やドアをしっかり閉めましょう。しっかりと戸締りをしておけば、脱走経路を断つことにも繋がります。常日頃から門や柵、塀などについて、高さが十分か、壊れているところはないかなど、確認を怠らないようにしておくことも大切です。
運動やトレーニングの時間をたっぷりとることで、欲求を満たし、孤独を癒し、恐怖を必要以上に感じさせないようにすることは十分に可能です。ただ、どんなに準備をしておいても、不測の事態は起こります。もしもの時のために、マイクロチップやIDの装着は、絶対に怠らないようにしましょう。
Featured image credit wildstray / Flickr
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