2017年9月、メキシコシティをマグニチュード7.1の地震が襲いました。
メキシコ中部地震と呼ばれるこの災害で、フリーダは救助活動の最前線にいました。犬は瓦礫に埋れていた人を懸命に探し、少なくとも12人を救ったと言われています。
地震が起こった9月19日だけで、死者は約300人にのぼり、余震などの影響を含めた死者数は400人ほどに達しています。
プエブラ市はこの功績を讃え、フリーダとハンドラーであるIsrael Arauzの銅像を建設し、今月これを発表しました。
フリーダは、ベストを着た自分の像が気に入ったようです。
Develan estatua en honor de #Frida, la perrita rescatista, y de su cuidador el maestre Israel Arauz
👏🐕😍 pic.twitter.com/4SA6WfiHrh— Alicia Salgado (@allizesalgado) 2018年7月19日
地震の際には、15匹の犬が捜索や救助に活躍しました。人々には彼らへの賞賛と感謝が溢れ、メキシコシティには地震の直後から、色とりどりの犬の壁画が現れたそうです。
地震の前から目覚ましい活躍を見せていたフリーダは、その後も世界の災害現場に派遣され、52人の命を救ってきました。メキシコ中部地震の前に起きたチアパス地震(9月7日にメキシコチアパス州沖で発生した地震)でも、瓦礫に埋れた警察官を発見しています。
そんなヒーロー犬フリーダも、すでに8歳。現役からは引退し、若い犬のメンターとしての役割を果たすことが期待されているとのこと。
しかし今のところ彼女の情熱は、ゴーグルを着用し、困った人たちの痕跡をクンクン嗅ぐことに向けられているそうです。
screen captures fromAlicia Salgadoさんのツイート: “Develan estatua en honor de #Frida, la perrita rescatista, y de su cuidador el maestre Israel Arauz 👏🐕😍… ” / Flickr
【イヌニュース】イタリア中部地震:がれき下から犬が救出される | the WOOF イヌメディア
the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、またしてもイタリア中部地震による建物倒壊被害にあった犬のニュースです。