インスタグラムユーザーの女性が、より多くのフォロワーを集める目的で洗濯機に犬を閉じ込た動画を投稿し、非難を浴びることとなりました。
女性は「洗濯機は稼働していなかった」と犬を傷つけていないことを強調しています。
アルゼンチン出身のTamaro Rotmanは、飼い犬のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアを洗濯機に入れた動画をインスタグラムに投稿しました。
内部に閉じ込められているように見えるクコ(Cuco)は、顔をドアに押し当て苦しそうです。外に出ようと脚を踏ん張りますが、脚はツルツルと滑り、踏ん張りがききません。さらに踏ん張りがドラムを回転させてしまうため、立ち上がることができません。
オリジナルの投稿には、「怪我しちゃうかな?」という質問に「はい」か「いいえ」で答えるショートサーベイがついていました。
この投稿には多くの批判が集まり、Rotmanはすぐにアカウントを削除します。しかし彼女はそのあとすぐに、2匹の犬の写真と、芝生で遊ぶクコの動画をもって、投稿を再スタートしたのです。投稿の中で彼女は、自分は犬を”息子として”扱っていること、洗濯機はオンになっていなかったことを強調しました。
彼女は、寄せられた批判に対してこうコメントしています。「私たちは、言ったこと、やったこと、どのように行動したかを何も評価されない社会にいる。こんな状態が続けば、私たちは全てを破壊してしまうだろう」(Metroに掲載された英文の翻訳)
「インスタグラムの使用を止めたり、ブロックすればいいのかとも考えましたが、それでも死ねとか強姦するなどという脅迫が止まらないことを考えれば、私ができることは話すこと、そして状況を明確にすることだと思います」
「私はクコという犬を飼っています。私は彼を心から愛しているし、私を知る人はそのことをよく知っています」
「幾人かの人は、動画をショッキングなものとして捉えたのでしょう。しかしそれは、私の意図するところではありませんでした。私もクコも、みなさんが言うようなリスクは感じていませんでした。犬は洗濯機に10秒以上はいませんでしたし、洗濯機の電源はオフになっていたんです」
Be Aware! CUTE is not always COOL: Video of a little #dog walking around on hind legs, went viral. But reason she walks that way IS NOT cute at all ☹️🐕 pic.twitter.com/uz8o0zSupQ
— *Mina*Bad Yoga KittyⓋ (@MinaANDMaya) 2018年8月8日
「アップロードした動画の2秒後には、彼が洗濯機から出るところが映っているのですが、動画を公開した女の子がより衝撃的に見えるように、この部分をカットしたんです。他愛のないイタズラでしたから、こうした結果になるとは思ってもいませんでした」
「いずれにせよ、動画を行き過ぎだと思った全ての人に対して謝罪したいです。(虐待などの)報告したい人は、ご自身の権利の範囲内でお願いします。私には、これが法的な問題につながるものではないことはわかっています」
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飼い主の意図がどうだったのかはわかりませんが、動画の中のクコは喜んではおらず困惑(あるいは困っている)ように見えます。
私たちは悪気はなくとも、動物を傷つけてしまうことがあります。「面白い」「かわいい」と思うことや、良かれと思ってすることが、動物たちの心身を傷つけていることがあるのです。行き過ぎていないか、やりすぎじゃないか、無理強いはしていないかを、何度でも慎重に振り返るようにしましょう。
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