車を運転するときは、ワンコの安全を確保しておかないと、事故につながっちゃうよ〜と思った動画です。内容はオモシロなんだけどね。
車のワイパーが動きはじめると、目の色を変えて「退治」だか「捕獲」だか「攻撃」といった「お仕事」をし始めるワンコさんたちです。スイッチが入ったように反応し、他には何も見えないほどの高い集中度で「お仕事」を遂行しようとします(もちろん、フロントガラスに阻まれて失敗)。
これは犬の捕食性行動(獲物を捕らえてそれを食料とする行動)への衝動からくるもの。野生動物だったころにあった「狩猟行動」に由来するものですが、家畜化の影響によりこの行動のあり方はかなりの変化を遂げているそうです。狩猟行動では「殺して食べる」までが一連の行動なのですが、家畜化された犬の場合は対象が生き物でなくても追いかけるし、殺して食べたりするとは限らないのです。
さてさて、ペット家族のワンコさんたちはどうでしょう。「うちのコ、このまえ、オモチャの水鳥のはらわた(中に入っているフワフワ綿)を取り出して食べちゃったのよ〜」な〜んてお嘆きの飼い主さんもいらっしゃると思います。一方で「ひっぱりっこも、すぐに飽きちゃうの」ってコだっています。
捕食性行動には個体差もあるそうです。そして犬種による差もみられるとのこと。たとえば牧羊犬種(ボーダー・コリーなど)は捕食性が強く、家畜を管理する職種についている犬種(シープドッグなど)は捕食性がほとんどみられないんだとか。
確かに動画の中のワンコさんたちにも、いろんな反応をするコがいますよね。吠えて威嚇するコもいれば、無言で動きを見守り「蜂のように刺す」とばかりに必殺の食いついをみせるコもいます(そしていずれも失敗)。日常生活の中には、ワンコさんの個性が垣間見える局面がたくさんあります。そんなとき、うちのコはこういう性質・性格なんだ、とじぃーっと観察してみるのも、良いかもしれません。
とはいえ、攻撃が盛り上がりすぎて落っこちちゃった!なんてことのないように、早めにやめさせましょうね〜。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] 林良博. (2000). イラストでみる犬学. 講談社.
Featured image from “Dogs vs. Windshield Wipers Compilation” || CFS / YouTube
退廃の象徴!?〜ネットで有名になった犬たちが北朝鮮のプロパガンダに使われているらしい | the WOOF
犬にしてみれば、とばっちりを食らった、というところでしょうか。 インターネットを通じ有名になった犬たちが、北朝鮮のテレビ番組に「欧米の退廃的なシンボル」として登場したというのです。 有名犬たちが登場したのは、北朝鮮の国営放送のKCTVネットワークの番組。