自由気まま、飼い主をも召使いとして扱う…。こんにちは、猫にこんなイメージを持っている蛙原です。
今日はこんなネガティブ(猫ラブの方にはプラス評価のポイントか!?)評価を覆すようなニャンコさんを紹介します。といっても品種の話ですが。
猫の種類はライコイ(Lykoi)。比較的新しい品種のようで、猫の血統登録期間TICA(The International Cat Association)のページには「2011年に、ジョニー&ブリトニー・ゴブルとパティ・トーマスにより見出された」とあり、2012年に”Registration Only”というステイタスでTICAに登録されました[1]。
狼男のような外貌
部分的に被毛がないことや、白と黒の硬い被毛が混ざり合っていることなど、非常にユニークな外貌をもつライコイ種。発見者であるゴブル夫妻は、子猫たちに丁寧な健康診断を行い、この珍しい容姿の原因が病気などによるものではないと結論づけました。「ライコイ」の名付け親はパティさんで、この狼を意味するギリシャ語が彼らを表すのにぴったりだと思ったのだそうです。ぴったりだよ。
驚くことにアメリカン・ショートヘアが自然突然変異した種であるライコイ。てっきり人間が交配によって生み出したのだと思っていましたが、違うんですね。無毛の猫として知られるスフィンクス種や、プードルキャットの異名をもつデボン種との関連も取りざたされましたが、DNA検査によって全く関連がないことが証明されています[2]。
被毛は白が多い、黒が多いなど様々で、毛を支える「毛包」が通常の猫とは異なっているために毛が抜けやすいのだそうな[2]。目、鼻、耳、そしてマズルのあたりに毛が生えていない個体が多くみられ、その容貌は「ウルヴァリン」にそっくりです。体毛も生えムラにも個体差があり、毛がほとんどない個体もいれば、ほとんどが毛に覆われている個体もあるそうです。
まるで猟犬?穏やかで忠実な性質
ユニークな、そして少し「おどろおどろしい」容貌のライコイ。とりわけハロウィンの時期には注目が集まり、よく特集が組まれます。しかしこの「おどろおどろしい」外貌とは逆に、性質はいたって穏やかなのだとか。ライコイを表現するのに使われる形容詞句は、穏やか、忠実、匂いに敏感、そして賢いと、まるでワンコの話を聞いているかのよう。「猟犬のような猫」とも呼ばれています。
猫は通常、見知らぬ人を非常に警戒しますが、ライコイは「犬」のように人懐っこく、すぐに仲良しになってその後も誠実な振る舞いが続くのだそうです。猫っぽくないね。
ユニークな新種の猫ライコイ。人気は高まるばかりですが、ブリーダーは少なく手に入れるのは困難。ちなみに相場は$2000あたりだそうです。すぐに新しい家族を迎えたい方には、地域の保護施設で新しい家族を探すワンニャンに会いに行くことをお勧めします。ライコイに負けず劣らずのユニークなワンニャンが、あなたを待っていますよ。
[1] こちらのページでは、はじめて見出されたのが2010年となっています→Unique Lykoi breed of cat christened ‘werewolf cats’ see a surge in popularity | Daily Mail Online
[2] ライコイ(Lykoi)~歴史・特徴から性格・お手入れの仕方まで、写真と動画で猫の種類を知る
[3] Lykoi – Wikipedia, the free encyclopedia
Featured image from Lykoi cats / Facebook
犬と猫の争いはここまで熾烈だった〜Cats Stealing Dog Treats【動画】 | the WOOF
ワンコさん、おっとりしすぎです・・・。 えらく賢いニャンコさんに、オヤツを取られ続けるワンコさんの動画です(最後にリベンジしていますが)。 え?そこまでやる?そこまで鬼?と、問いかけたくなるほど、徹底的に横取りし続けます。