遺伝子操作された犬のクローンが中国で誕生〜「”スーパー・ドッグ”を大量繁殖させられる」

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中国の科学者チームは、遺伝子によりクローン犬を誕生せることに成功したと発表しました。さらに、遺伝子操作により”スーパー・ドッグ”を作ることができること、そしてクローニングにより大量繁殖できるということを併せて発表しました。


ロング・ロング(Long Long)と名付けられた子犬は、北京に拠点を置くバイオテクノロジー企業、Sino Gene社でクローニングにより誕生しました。ロング・ロングは遺伝子操作により昨年12月に誕生したアップルのクローンで、世界で初めての遺伝子操作されたクローンドッグなのだそうです。科学者らによれば「より強く、より早く、より丈夫な”スーパー・ドッグ”の最初の一匹になる」のだといいます。

中国科学アカデミーの科学者Lai Liangxue氏は中国科学技術デイリー紙に対し、「ロング・ロングの誕生は体細胞クローン技術のブレイクスルーとなるもので、中国をこの分野における世界で2番目の国にするものだ」と語っています。「(発見した)この技術を使い犬の特定の遺伝子を選択することで、我々はより筋肉質で、より嗅覚に優れ、より強く走ることができる動物を繁殖させることができる。こうした能力は、狩猟や警察などに資するものだ」とも述べています。

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© Sino Gene

ロング・ロングの父親であるアップルは、遺伝子ノックアウト(ある生物に機能欠損型の遺伝子を導入するという、遺伝子工学の技法)により誕生した実験用のビーグル犬です。アップルは、アテローム動脈硬化の原因と治療法を研究するために、健康なビーグルの遺伝子の一つを改変して誕生した高血中脂質のビーグルで、ロング・ロングは彼の複製として誕生しました。ロング・ロングの誕生によりSino Gene社は、遺伝子組換え犬を複製した世界初の会社になったということです。

同社はMailOnlineの取材に対し、「この技術は理想的な作業犬や警察犬を作ることを可能にするものだ」と答えています。また、自閉症や糖尿病、そのほかの遺伝的疾患の治療研究を推し進めるものであることや、健康な犬のクローンを作る可能性についても言及しているようです。遺伝病に罹患している犬の健康なクローンを作ることも不可能ではないと言うのです。

Lai Liangxue氏はこれまでにも、遺伝子操作した犬を作り出しています。2015年には通常のビーグルの2倍の筋肉を持つHerculesとTiangouの2匹を誕生させています。

h/t to Chinese scientists ‘can now breed super dogs via cloning’ | Daily Mail Online

Featured image credit ©Sino Gene

1万2400歳の子犬のミイラ、調査が進む〜脳の保存状態も”極めて良好” | the WOOF イヌメディア

2015年にシベリアの永久凍土から発見された子犬のミイラの、解凍調査の様子を収めた動画が公開されています。ほとんど損なわれていない状態であることが話題となった子犬のミイラですが、四肢や内臓だけでなく、脳についても”極めて良い状態”であったことが発表されました。

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