犬の飼い主はスコアで監視、違反者には罰金や没収も(中国)

世界の犬事情
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中国のいくつかの都市で、犬の飼い主を評価するスコアリングシステムが運用されています。飼い主には最初に12ポイントが付与され、違反でマイナス、ボランティアなどでプラス、ポイントを全部失うと罰金および犬の没収となります。

昨年より実施された済南市では、1,430人が罰金を課され、122人がポイントをすべて失ったということです。


犬の飼い主を評価するスコアリングシステムが、中国のいくつかの都市でスタートしています。

中国では一人につき1匹の所有しか許可されておらず、犬をもつ人は誰でも警察に登録する必要があります。

ポイント数は、犬の首輪に埋め込まれたQRコードで確認できます。最初に付与されるポイントは12で、その後、さまざまな違反に対してポイントが差し引かれます。たとえばリードまたはIDなしで犬を散歩させる、ウンチを掃除しない、騒ぎを起こして通報されるなどでポイントがマイナスになります。複数回の違反では、1回で6ポイント減算されることもあります。

減算だけでなく、加算もあります。シェルターなどでのボランティアを行うと、ポイントが加算されるという仕組みです。

付与された12ポイントをすべて失うと、飼い主は犬に別れを告げなければなりません。この場合飼い主は、試験に合格することで犬を取り戻すことができます。昨年より当プログラムを実施している済南市では、1,430人が罰金を科され、うち122人が12ポイントすべてを失って犬を没収されました(ほとんどが試験に合格し犬を取り戻した)。

地元の警察は、犬に関する苦情の数が大幅に減少したとコメントしています。

いまだ狂犬病が多く発生する中国では、犬の咬傷事故が問題視されています。それでも犬を飼うことの人気は高まる一方で、犬のスパや葬儀などの様々な産業が登場しています。

こうした中、飼い主行動を評価する”社会的与信”が始まりました。飼い主を管理することで、犬に襲われるリスクや野良犬・捨て犬増加のリスク(および、これらの犬による咬傷事故)を減らそうという意図がありそうです。飼い主のひとりは中国メディアに「システムを適切に導入することとトレーニングによって、犬の飼い主全体の質が向上するだろう」とコメントしています。

2020年までに、全国で運用される予定の当システム。中国ではこのほかにも、人の社会的信用度を評価するシステムを2014年から全国的に導入しています。2017年に発表されたヒューマン・ライツ・ウォッチの報告書には、次のような記述があります「ショッピング習慣からオンライン音声まで、さまざまな行為に市民を評価することによって、政府は問題のない社会を作りたい」

h/t to A Chinese city keeps tabs on bad pet owners with a credit score — Quartz

Featured image creditDominique Archambault/ Flickr

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