日頃からの準備やトレーニングが大切! 安心してワンコを預ける為のポイント

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いつも一緒に暮らしている大切なワンコをどうしても預けなくてはいけないということも、時にはあるものです。ペットホテルなどにお願いするとなると、いつもとの環境の違いに戸惑ってしまうワンコもいます。ペットシッターに自宅でのお世話をお願いする場合も、普段からお留守番に慣れていないワンコは不安を感じてしまうことがあります。

日頃の体調管理や健康診断を忘れずに

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(c) IAKOBCHUK VIACHESLAV / shutterstock

まずは、慣れない状況に置かれるワンコさんに、ストレスがかかるということを想定し、日頃の体調管理やトレーニングを大切にしておきましょう。動物病院やトリミングなどもワンコにとっては負担になることもあります。お外に出かけることが気分転換なワンコもいれば、老犬や病気のワンコにとっては短時間の移動であっても疲れの原因になることがあります。

ワンコの性格を考えて、誰か預ける予定がある場合は、早めに動物病院受診やトリミングは済ませておきたいものです。

また、ワンコの狂犬病予防接種や混合ワクチンもしっかり接種しておくようにしましょう。預けるときに、ワクチンの証明書が必要な場合もあります。動物病院が発行する証明書はしっかり保管しておきましょう。

加えて、日頃からの健康診断も大切に行っておきたいものです。

自宅でのお世話:ワンコのお留守番スタイルを伝えることが大切

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ラグジュアリーなお留守番スタイルを好むコもいるかも (c) Olga Taranik/shutterstock

・事前にお留守番の練習をしよう

ワンコ自身がひとりでお留守番できるように日頃からトレーニングしておきましょう。
お留守番の予行練習はとても大切なものです。突然、長時間お留守番することになったワンコは、大きなストレスにさらされます。短時間のお留守番トレーニングを重ねることによって、ひとりでいても落ち着いて過ごせるように準備をしておくのです。

・まずは鍵の受け渡しについて取り決めを

家族や知り合い、ペットシッターさんが自宅に来てくれる場合は、まずは、鍵の受け渡しについて考えておきましょう。合鍵を渡すのか、何か他に方法があるのか、まずはお互いにしっかりと確認と打合せをしておきましょう。

・ワンコのお留守番スタイルを明確に伝えて

お部屋の中で自由に留守番させるのか、サークルやケージの中でお留守番させるのかを事前に決めて伝えておきましょう。また、お留守番中に飽きずに過ごせるようにオモチャを用意しておいたり、静かな環境が苦手なワンコの為にテレビやラジオをつけておいてもらうようお願いしたりと、できる限りいつもと変わらない環境で過ごせるような工夫を事前に考えておくことも大切です。

・大好きなゴハンの時間を楽しいものにするために

ごはんに関しても、事前にしっかりと伝えておきましょう。フードについて、普段目分量であげている方であっても、秤やカップなどで計測し、単位などで把握しておきましょう。グラム単位で伝えておくと、間違いもないです。正確に把握しておけば、お留守番時のワンコの様子を、食事の量の比較によって把握することができます。

小分けして準備しておく場合でも、計量して準備をするなど細かく決めておくと安心です。

・おトイレがスムーズだとワンコも安心できるもの

トイレに関しても、排泄回数はどのくらいなのか、どのタイミングでするのか(食後や遊んだ後など)、どこでするのか(お散歩時など)、ワンコの普段の様子を伝えておきましょう。食事と同じく、排泄の様子を聞き取ることで、お留守番時にどのように過ごしているのかを推察できます。また、トイレ掃除やシート交換のタイミングなどに関しても決めておくと安心ですね。

・お散歩バッグの中身はもう一度チェック

カラーやリードも改めて確認しておきましょう。金具がはずれやすくなっていないか、リードが切れてしまうおそれはないかなど、安全確認は欠かさないように心がけます。お散歩バッグには、ウンチ用の袋と共に、ペットシートやペットボトルの水、余分な袋やタオル、ウェットティッシュ、小さなおやつなどを入れておくと安心です。

・環境が変わる場合:クレートトレーニングも重要

知り合いのお宅に預ける場合やペットホテルなどにお願いする場合も、多くの留意事項は「自宅でのお留守番」と同じです。大きな違いは、自宅のように自由には過ごせない可能性があるということ。普段からクレートトレーニングを行っておきましょう。

広いスペースで過ごすペットホテルもありますが、基本的には、クレートやケージ、サークルの中で、落ち着いて過ごせるようにしておくことが必要です。分離不安ですぐ吠えてしまうワンコさんや、そもそも「ハウス」に入る習慣が無いというワンコさんは要注意。はじめは短時間からで構いませんので、自分のクレートの中で静かに過ごせるようにトレーニングしておきましょう。いつも食べているごはんや、大好きなおもちゃ、においがついた毛布などは、ワンコにとって安心できる物のひとつです。事前にどんな物が持ち込み可能なのか確認しておくとよいですね。

預ける時に準備しておきたいモノ・コトのリスト

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必要なものを準備しよう。ゴルフバックは必要ない。(c) Olimpik/shutterstock

お知り合い、ペットシッターさん、ペットホテルのスタッフさんなど、誰かにワンコのお世話や散歩をお願いする場合に共通するのは、とにかく日頃からの心の準備、そしてモノの準備が大切だということ。旅行などにもお使いいただけます。

準備しておきたいモノ・コトをリストにまとめました。ご活用ください!

  • 飼い主さんのスケジュール(出発ー戻りの時間、旅程など)
  • 飼い主さんの携帯電話番号、宿泊先の電話番号
  • 緊急連絡先(ご家族、ご友人、すぐに駆けつけられる近所の人など)
  • かかりつけの病院および獣医師の情報
  • ワンコの食事とお散歩のスケジュール
  • 留守中のフードとオヤツ(別にフードの量やブランド名等を書き留めておく)
  • お薬のリストと投薬についての指示
  • アレルギーや持病、危険(苦手)な食べ物などのメモ
  • リードやおもちゃ、フードなど、ワンコの愛用品がしまってある場所
  • お散歩中の注意事項(普段のルートがどこか、苦手な犬・人・場所など)
  • 鍵の取り扱いについての取り決め
  • 留守中に想定される出来事についての指示(来客対応など)
  • ワンコの普段の様子を伝えられるように準備(好きなおもちゃ、変わった癖、やめさせたい癖など)

普段は、何気なく行っているワンコのお世話。留守を想定して細かく確認してみると、明確にしなければならないことが多くあってびっくりされたのではないでしょうか。突然、家を留守にしなければならないこともありますし、何か災害が起る可能性もあります。日頃から様々な状況を想定して、ワンコのグッズは準備しておくと安心ですね。

また、ワンコの性格や暮らしぶりを振り返って、万が一の時はどんな方にお願いするかも事前に考えておくと、いざというときでもスムーズに預けられますよ。

Featured image via kaboompics

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